暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
とある科学の超電磁砲 〜とある物語の単発戦闘〜
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「ええ!!黒子、頼める!?」


バッ!と振り返る先には、どうやら何とか調子を取り戻した黒子が。
はあ、と溜息をつき、両手を出して捕まるように促す。


「仕方有りませんわね。わかりましたわよ・・・お姉様、ご武運を・・・」


「そんなの祈るなら、私を信じなさいよ」

「ま、大丈夫だ。なんとかするさ・・・お前らの勝因は」

そこまで言って、黒子のテレポートが発動する。
三名は「奴」の上空に。帰っていく黒子に、グッと拳を向けて宣言する。

「ここにいるんだからな!!!」



空中に現れた二人を、白虎と青龍が拾って愚痴をこぼした。

『主・・・実に80秒は経ってますよ・・・』

『時間過ぎてるじゃん!!何やってたのさ!!』

「えっ!?こいつらしゃべんの!?」

『『失礼な!!!』』

「あーー怒んな怒んなっての。もう終わらせるよ」





【toaru kagaku no RAILGAN】−WORLD LINK− 〜WEPON〜

蒔風と美琴が、それぞれ青龍と白虎の上に立ってそれが発動する。
猛然とその場に何かが蓄積されていき、それが彼らに触れた瞬間一気にスパーク。膨大な光の塊が、そこに雷となって出現した。


その正体は、蒔風の雷旺と、御坂の電撃。
各々のエネルギーが混じり合い、そして強大な何かのカタチをとなって表れたのだ。

そしてそのすべてが美坂に集まっていく。
もはやそれを纏った美琴は、そのエネルギーによる光を身にまとい、まるで雷神か何かにでもなったかのようだ。



「なに!?この電気量!!」

「うわ、静電気で髪の毛立ってる・・・・ってか何この戦闘民族」

「おっす!オラ美琴!!・・・・って何やらせんのよ!!」

「うわあぶねぇ!!今のお前のツッコミ一つで、俺簡単に吹っ飛ぶんだからな!?ま、大丈夫だ!!今なら制御はできる!!!」

それがWORLD LINKだからな、と告げ、蒔風が十五天帝を宙に放る。

それは美琴の目の前で滞空し、フヨフヨと浮いて「発射台」に乗る。



「さぁ〜〜て!!ぶっ放すぜ!!!」

【toaru kagaku no RAILGAN】−WORLD LINK− 〜FINAL ATTACK〜


パリィ!!と、二対の小さな電火が一気に「奴」へと走っていく。

これはレールだ。
「奴」を挟んで敷かれたそれは、強力な磁場で「奴」をも抑え込み逃がさない。


「オッ?グ!!がぁあ・・・この電気量は・・・ま、ず・・・」


「それ壊れないから!!思いっきりやったれやぁ!!」

「おぉぉぉおおらぁぁああああああ!!!!!」

美坂が、宙に浮いた十五の剣を殴り飛ばす
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