暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
とある魔術の禁書目録 〜とある二人の誤答考察〜
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弾が、動けぬ御坂に向かって飛来していく。
手足は動かない。

とはいっても、彼女は学園都市の超能力者・レベル5の第三位。
この程度で沈む、そんな第三位では当然ない。




ピィン・・・・ドジュァ!!!!!

あはは、と笑っていた蒔風の声が止まる。
一筋の光線が蒔風のわきを通り過ぎて行ったのだ。

砲弾は、強力な電磁膜にはじかれていた。
電撃魔法にしたのがあだになったか。


冷や汗が垂れ「あり?」とひきつった笑みを浮かべる蒔風。
百人が見て百人が「焦ってる」と断言できる表情だ。


「はい?」

「あんたがどうやって手首足首縛り付けたかは知らないけどね・・・こちとら指先一本でも動けば十分なのよ」

煙の中から美琴が腕を突き出してきている。
その指先にはコインが一枚。

ドシュ!!!ゴゴオッ!!!


今度は外さない、と的確に蒔風を狙ってくる。

超電磁砲
彼女の代名詞だ。

本来、彼女自身の能力は電撃使い。
だが、彼女がこの攻撃を得意とするために、彼女自身がつけた名前。

電気を操作する彼女にとって、ゲームセンターのコインを電磁で打ち出すなど、そう難しいことではないのだ。


再び放たれる超電磁砲。
蒔風がそれをバルディッシュで弾くが


ベキイッ!!!

「ンな、折れたァ!?」

バルディッシュがあろうことか、真ん中からひん曲がって折れてしまったではないか。
さすがに耐えきれなくなり、蒔風の手元からバルディッシュが消え、さらに服装ももどっていく。



「バカですかあんた?あたしのこれ真っ向から受けたらそうなるわよ。あいつ以外だけど・・・・」

「くそ・・・まだ一分しか使ってないのに退場かよ・・・まただし直すのもありだけど・・・・」

「さ〜〜あ、観念しなさい。あんたもこれ以上怪我したくないでしょう?」

「・・・怪我・・・怪我、ねぇ?」

バチバチバチ


「!?」

「どうやら精密操作と総電気量はそっちの方が上見たいだが・・・」

ババババババババ!!!!


「チッ!!!後悔しても知らないからね!!!」

「オレの方が攻撃力は高い。持久戦に持ち込むべきだったな」

ピィン・・・・


美琴がコインを指で弾く。
コインが宙を舞い、美琴は腕を蒔風に向け、標準を合わせる。

そしてコインが腕の前まで落ちてきたらレールガンを放つ。
それだけのことである。

だが


それよりも早く、蒔風の雷旺砲が襲いかからなければ、だが

ドゴゴゴンゴンゴンゴン!!!!!!!



雷の嵐。
大地を抉り、ただそこには「破壊」の跡だけがあった。

「どうだい?オレの雷旺砲。ま、こ
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