第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
とある魔術の禁書目録 〜とある二人の誤答考察〜
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力、あたしの電撃で・・・なに?なにが可笑しいのよ」
あんたの能力はわかったと、意気揚々と語る御坂に、蒔風が頬を膨らませてニヤついていた。
プフー、とばかりにわざとらしく吹き出し、それから軽快に息を吐き出して語りだす。
「いや、可笑しいてっの。ははは。オレの力は、そんなもんじゃないよ。圧水砲!!!」
そして今度は蒔風の攻撃。
先ほどの御坂のように、不意打ちのように撃ち出される水の砲撃。
「!?チッ!!」
バツッ!!ボッシュァ!!!
それを、電撃によって即座に吹き飛ばす美琴。
だが防げたとしても、疑問ばかりが脳内をぐるぐると周回していく。
「どぉーだい?これでもまだ、原子だとか言ってられんのかい!?」
さらに雷旺弾を撃つ。
が、これは美琴に吸収されてしまう。
まるで、この攻撃にはどう対処するのかと、試しているかのように打ち出す蒔風。
そして、一通り気が済んだのか、拳を握ってよし!とやる気をだし
「ま、そうなるわな。でもこうして見ると、見たくなるよな。電気対決!!!」
蒔風が美琴に向かって右腕を伸ばす。
「力を借りる!!(パァン!)バルディッシュ!!セットアップ!!」
《yes,sir.set up》
異世界の仲間の力を借り、蒔風の服が黒く染まって、腰に赤いベルトがつく。
自分の服装を恐る恐る確認し、男物の服装に代わっているのをみて安堵の声を上げる。
「あーー、よかった。色が変わるだけか。ま、さすがに男のオレがあの恰好はいけないもんな」
「な、な、な、な・・・・」
「どうした、やらないのかい?」
「なんじゃそりゃーーーーー!!!」
ドバァ!!!
《Photon lancer》
御坂の額から放たれる雷撃と、雷をまとった魔力弾が正面からぶつかり合う。
周囲に雷を放ち、糸のような電火を走らせながら、両者のそれは弾けて消えた。
「っと、さすがに電気量じゃあっちのほうか上か・・・」
「なんなのよあんた!!」
「気にすんなよ。ただの・・・そう、ただの世界最強だ」
「世界・・・最強?」
「そそ。んじゃ、そろそろ帰りたいんで、一気に終わらせますわね」
バシィ!!という音とともに、御坂のバランスが崩れる。
何事かと足元を見ると、美琴の両足がバインド魔法で固定されていた。
御坂からすれば未知の現象。
そうしてうろたえているうちに両腕もロックされ、身動きが取れなくなってしまった。
そして、その無防備な御坂に向かって、蒔風の容赦のない一撃が叩き込まれる。
《Phalanx Shift》
「ファランクス・シフトォ!!!!」
先ほど以上の雷のこめられた砲
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