第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
とある魔術の禁書目録 〜とある二人の誤答考察〜
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では、と勘繰ってしまう。
(いいえ・・・・多重能力者なんてありえませんわ!!きっとなにかあるはずですの・・・なにか・・・!!)
そこにさらに蒔風が畳返しを蹴り飛ばしてきた。
それを飛んできた物の後ろに回り込んで回避する黒子。
そして襟元を捕まれた。
蒔風は蹴り飛ばした畳返しの裏についていくかたちでジャンプしていたのだ。
完全に意表を突かれた黒子は混乱にとっさのテレポートもできず、地面に叩きつけられそうになる。
しかし
「うお!?」
そこに電撃の槍が飛来し、蒔風を襲った。
蒔風が吹き飛ばされ、土煙が上がる。
黒子は叩きつけるまではされなかったものの、中途半端なところで投げ出されてしまい、苦しそうに咳込みながら喉を押さえた。
「そろそろあたしも手を出させてもらうわよ。いいわね?」
「お、お姉様・・・」
「後輩の尻拭いくらいはしてやるわよ」
「お姉様・・・」
「だからあんたは大人しく・・・い゛っ!?」
もう一人の少女が現れた。
その少女、御坂美琴が黒子の方を見ると、目を異常にキラキラと輝かせていた。
「あぁ!お姉様!!黒子の、この黒子の敵討ちの為にお姉様が立ち上がって!!!黒子はもう昇天してしまいそうですわ!!」
そんなこといって黒子は身を悶えている。
しかし、体力が尽きたのか本当に昇天してしまったのかはわからないが、黒子はパタリと気絶してしまった。
御坂はそんな黒子を放っておき、蒔風が吹き飛んだ方を睨む。
煙の向こうから蒔風がひょっこり出てきた。
「なるほど。学園都市超能力者・レベル5の第三位、超電磁砲(レールガン)の御坂美琴か。どうしてなかなか・・・・電撃使いの頂点と言うだけあるな」
「私のこと知ってんのね・・・ま、そりゃそうか・・・あんた!私の後輩が世話になったわね!今度は私の相手をしてもらうわよ!!」
「はは・・・超電磁砲だかレベル5だかなんだか知らねぇが、それだけじゃお前の勝因にはなりえないね」
口上を述べ、それと同時に
ほとんど不意打ちに近い形で、御坂が蒔風に電撃を投げつける。
それを蒔風は「風」で巻き上げ、地面に向けて奮った。
方向を変えられた電撃は地面を少しえぐった。
「へぇ・・・この程度は効かないか・・・でも、あんたの力、少しわかったかも」
「ほっほっ!オレさんの能力がわかった?じゃあ、答えてみてくれ。正確かどうか採点してやろう」
「あんたの能力はずばり・・・原子操作!」
「炎は火の原子を空気中の酸素を操って、畳返しも原子を構築し直して作り出しただけってか?」
「でも、そんな能
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