第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
とある魔術の禁書目録 〜とある病室の珍客騒動〜
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を止める。なに大丈夫いつものこと。お前はここにいろ。インデックス、上条を見張っててくれ」
「あ、うん・・・とうま!!なに立ち上がろうとしてるの!?」
インデックスが上条の方を見ると、昨日の傷も癒えてないのに、ベットから立ち上がろうとしていた。
「ほっとけるわけねぇだろ!!あれもなんか知らないけど、異能の力でできてんなら、この右手で触れば一発じゃねぇか!!」
「じゃあ、オレはお前の右手掴んで飛びまわればいいのかい?」
「え゛?」
「だって、そうしないとついてこれないし。気づいたらお前の右手だけ握ってたとかいやだぜ俺。まあ、任せてくれよ。ほれ」
蒔風がバン、とテレビをたたくと、そこに蒔風が映りこんだ。
「ヤッホー、マイクテステス。よし。ま、これでも見てなさい。オレの活躍をな!!!」
バッ!!
蒔風が飛び出す。
そうして、「奴」によって再現されたアックア・レプリカに向かう。
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学園都市内、とある学区の窓も扉もないビルの中。
赤い液体に満たされた巨大な円筒器に逆さまで浸かっている「人間」
男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える「人間」
学園都市統括理事長、アレイスター=クロウリーは怪訝そうな顔をした。
目の前に移るモニターには、蒔風とアックア・レプリカが映っていた。
(プランが狂う可能性がある。しかし幻想殺しが狙われるのならあの男、利用すべきか・・・)
彼の頭の中で、「プラン」に支障が出ないよう、どう利用するかが算出されていく。
学園都市
近未来的な表面だけでない、何かが渦巻く都市で、モニター先の蒔風は戦いを始めた。
to be continued
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