第14話 初仕事は人探し
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を訊いたゼクトは、にこりと笑うと。
「よっし! じゃあ、これを初仕事にしようよ!」
ゼクトは、ルンの頭を撫でながら、宣言した。
「え?」
レビィは、きょとん……としながらゼクトを見ていた。
「ほら……この子、困ってるよね? なら……、助けてあげないとさ!」
ゼクトの言葉を訊いて、最初こそ 戸惑っていたレビィだったが、直ぐに笑顔になった。
「う……うんっ! そうだよね! 私達で、助けてあげよう!」
ゼクトの申し出を快く受けるレビィ。それを訊いたゼクトは、ルンに話しかけた。
「ルン……ちゃんだね?」
「う……うん……。」
まだルンは泣いていたが……、話を少し訊いていたのだろう。涙でくしゃくしゃの顔をゼクトに向けた。「ジュード君の事は、オレ達に任せといて! 君の友達は必ず助けてあげる。連れて帰ってくる。……約束するから!」 ゼクトは、笑顔でルンの頭を撫でた。
そう、先ほど自分自身がギルダーツにしてもらったように。自分は安心……出来たような気がしたから。
ルンは、『連れて帰ってきてあげる』と言う言葉を訊いて、強く反応した。
「ほ……ほんと……?」
ルンは……必死に涙を拭いながら聞きかえす。
「勿論! 任せて!」
ゼクトは胸を叩いた。
「ルンちゃん! 私達が必ずつれて帰るから! ほ〜らっ、もう泣かないのっ 可愛い顔が台無しだよ?」
レビィは、そう言って涙を拭ってあげた。
「う……うんっ……!」
ルンは、まだ流れる涙を必死拭い……しっかりと返事を返した。
「よっし……! じゃあ初仕事は人探し……だね?」
「うんっ!」
レビィは頷いた。
人探しであれば、レビィも自信があった。自信がある、と言うより、強さとかあまり関係ないから、自分でもゼクトと一緒に仕事ができる。と嬉しかった。
今回の一件、依頼書は無いけれど、事情をマスターに報告して、承諾してもらい 2人は、マグノリアの外れにある森へと向かって出発したのだった。
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