第14話 初仕事は人探し
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ゼクトが仕事を決めて――もう一度自分の顔を見る前までに必死に――。
「むむむむむむ!!」
「ぐぐぐぐぐぐ!!」
それはそうと、レビィとゼクトから少し離れたところで、彼らを見ながら唸っているのは、完全武闘派の2人組。勿論 ミラとエルザである。
「はーいっ! ダメだよ2人ともっ! 今回はレビィの勝ちなんだからね♪ 邪魔しちゃダメだからね〜♪」
あははっ! っと、笑いながら2人を抑えているのはリサーナだ。魔力や力、勢いではエルザは勿論、姉のミラも全然敵わないだろう。 だけど、こう言う恋愛的な話題だったら、マスターからも、『マセている』とまで言わせているリサーナ。つまり、1枚も2枚もリサーナが上なのだ。
結果的にあの2人を抑えられてる事実もある。
「(でもやっぱし、ゼクト、カッコいいな? なかなか言えないよ? ほんと、自然にああいう風に言うからね……。狙ってないだけ威力抜群だよね〜)」
リサーナは、ゼクトを見て、そう思い描く。同い歳の男の子とは思えなかったけれど、ゼクトだから、と 何故だか納得は出来る様になった。まだ、知り合って1日程しかたっていない、と言うのに。
「(う〜ん……、私もやっぱし狙っちゃおうかなっ??)な〜〜んてねっ! あはっ!」
リサーナはそのまま、ゼクトとレビィの2人を見て、笑っていた。
そして、正反対なのは、ミラとエルザだ。
「むむむ〜〜〜……、確かに……、リサーナの言う通りだ。配慮に欠けていた、と言われても当然だ。……だから、今日は仕方ないとはいえ…あの2人を見てるとイライラしてしまうから…」
「奇遇だな、私もそうだ……」
エルザとミラの2人は互いの顔を見た後、妙な笑顔を見せ合い。
「「さっきの続きだ!!!!」」
“ドッタンバッタン!! ドガガガガガ!!”
2人の猛者は、再び暴れだしたのだった。
気を紛らす為、だとは思えるが……安直な気がするのも仕方がない。2人にも単純極まりない部分はあるから。
「はぁ……もー、2人とも! ……って言った所で、これはとめられないけどね……」
喧嘩を始めた2人を見たリサーナは、肩を落とした。こればかりは、止めるのには力不足だから。……年月が幾らたっても、ちょっと難しい、正直無理、と思うのは気のせいじゃない。
「よーし! ならオレがやってやる〜〜〜!!」
そんな時、ナツが立候補、と言わんばかりにエルザとミラへと飛びかかった。ついさっきまでは、グレイと喧嘩してたのに。
「エルザ〜〜!! ミラ〜〜!! オレが相手d「「邪魔だっっ!!」」がべぇぇぇ!!!」
参戦しようとしたナツだったが、2人掛のカウンターパンチ! それも、エルザとミラのダブル
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