第五十六話 最終編第二話!巨人は永遠に最下位でいろ!!その五
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「食しているでごわす」
「普段の飯か」
「雑穀だよな、稗とか粟って」
「今食ってる人はな」
「主食だとな」
それこそと言う二人だった。
「いないよな」
「まずな」
「麦飯でもな」
「ちょっといないな」
「麦飯は美味しいわよ」
瞬がどうかと言う二人に言った。
「これがね」
「ああ、確かにな」
「麦飯は美味いな」
「冷えたらあれにしても」
「温かいとな」
そうした状況ならだ。
「作者冷えた麦飯でも平気みたいだけれどな」
「あれも美味いんだよ」
「それは俺達もそう思うぜ」
「コンビニのお握りとかでもあるしな」
これが実に美味い。
「ただ質素だからな」
「質素なのは事実だしな」
「だから言うんだよ」
「そんなの食ってるかってな」
「しかも元老がかよ」
「日帝衆のトップが」
世界の指導者である西郷がというのだ。
「それはな」
「幾ら何でもって思うだろ」
「そこまで質素かってな」
「質素過ぎるだろ」
「だから贅沢はでごわす」
また言う西郷だった。
「日帝衆は厳しく戒めているでごわす」
「だからかよ」
「それでか」
「麦飯か」
「そういうのしか食ってねえんだな」
「乃木大将は稗飯だったでごわす」
家庭で食べていたのだ、あえて夫人に炊かせて。
「奮発して日の丸弁当だったでごわす」
「これ本当の話だからな」
「奮発してそれかよって」
「洒落にならない質素さだな」
「それでか」
「おいどん達もでごわす」
その乃木の質素を見習いというのだ。
「そうしているでごわす」
「だから麦飯か」
「旧帝国陸軍もそうだったからな」
「最初は白米だったんだけれどな」
「森鴎外が頑迷に反対してな」
脚気の原因は白米でないと主張してだ、その結果日清日露の両戦争で多くの脚気患者と犠牲者を出してしまった。
「それが流石に山縣とかが切れてだったな」
「麦飯導入ってなったんだよ」
「現場預かる方はたまたものじゃないからな」
「脚気で人死んだらな」
それだけで大損害だからである。
「脚気って死ぬんだよ」
「ここ重要だからな」
「読者も食生活しっかりしろよ」
「ちゃんとな」
「麦飯とお漬物、お味噌汁にでごわす」
西郷はまた言った。
「そして果物と牛乳もあるでごわす」
「だから栄養は万全」
「そういうことか」
「どれも食べ放題飲み放題でごわす」
食事はというのだ。
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