第22話 いざ!合宿へ! 1日目
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2時間の移動を終え、やっと真姫の別荘近くの駅へ到着
目の前には綺麗な海が広がっていて、既に海水浴をしている人達がちらほら見受けられる
磯の匂いが漂い、俺はお馴染みの雄叫びをする
「海だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
うん、すっきり。やっぱりここに来たらこれをしなくちゃな
「あ〜!大くんに言われた〜!穂乃果が先に言いたかったのにー」
「大地くんずるいにゃ!」
俺が先に叫んだ為、穂乃果と凛に文句を言われる
「穂乃果ちゃんと凛ちゃんに思考が似てる大地くんって.....」
「ことり、それは仕方ないことです。相手は大地ですから.....」
2人は頭を抱える
「ほらバカやってないでさっさと行くわよ、穂乃果、凛、大地」
「にこ先輩も一緒に青春しよ〜ぜ!」
「するわけないでしょ!それににこ《先輩》じゃなくてにこにー。わかった?」
そうか...《先輩》って付けちゃいけないんだっけ。失敬失敬
「わかったよ、《にこにー》」
「なんかあんたに言われるとムカつくわね......」
最初にそう呼べと言ったのはあなたでしょうに.....
「真姫ちゃんの別荘はここから見えるの?」
「まだよ、ここから少し歩かないといけないわ」
まじかよ....この炎天下の中俺に歩けと?そう言いたいのか?
少し騒いでしまったため体が少し汗ばんでしまった
別荘着いたら即着替えないとな
「はい!それじゃあみんな、真姫の別荘に行くわよ」
絵里さんが注目を集めて真姫を先頭にまた歩き出す
なんていうか....こういうのいいよな.....
最初の頃は嫌々だったけど、結局は楽しんでいる俺がいる
前までの俺だったらこんなことしてる時間もったいねぇぞとか言ってるんだろうな.......
しばらくみんなと話しているとかなり大きめの赤い屋根が見えてきた
真姫や希さん、絵里さんが指さしているのを見ると、どうやらあれが真姫の別荘らしい.......真姫の家を見た時も思ったが.....すごいな.....
「みんな〜もう少しよ〜」
上り坂が多く、みんな汗をかきながら「は〜い」と弱い返事をする
「真姫んちなら執事とかいそうなんだけどな....」
思ったことを口にしてみた。かといって誰かが聞いているわけでもなく、独り言となってしまった
「海未ちゃ〜ん....穂乃果もう限界.....」
「だらしないですよ穂乃果」
「穂乃果ちゃ〜ん、ふぁいと〜」
後ろで穂乃果を励ましながらゆっくり歩く2年組
その後ろの花陽とにこにーは息を切らし、凛はスキップ(鼻歌付き)しながら「か〜よち〜ん、にこちゃ〜ん、遅いにゃ〜」と声をかける
凛
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