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μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第21話 いざ!合宿へ! 出発編
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絵里先輩はみんなの視線を集めてから話を切り出す

「先輩後輩って関係、無くした方がいいと思うの」



そして、みんなの反応を伺う

「それは.....つまり?」
最初に口を開いたのは俺

「つまり、先輩禁止ってことよ」



「えぇぇっ!?先輩禁止!?」
穂乃果が大声で叫ぶ
ふむふむ....絵里先輩が言いたいことはなんとなくわかった
希先輩やことり、真姫は彼女が何を言いたいのか察しはついたのか頷いている。他のメンバーは驚いたり戸惑ったり、様々な反応をみせる

「前からちょっと気になっていたのよ。先輩後輩はもちろん大事だけど踊っている時にそういうの気にしちゃダメだから」

「そうですね、私も3年生に合わせてしまうこともありますし」
海未も納得して同意する

「そんな気遣いまったく感じないんだけど」

「それはにこ先輩は上級生って感じがしないからにゃ」

海未の言葉に不服の声を洩らすにこ先輩だが、凛に躊躇いなくバッサリ切り捨てられた

「上級生じゃなきゃなによ!」

「う〜ん...後輩?」

「ていうか子供?」

「マスコットかと思ってたけど」

「幼女?」

凛、穂乃果、希先輩に続いて俺も畳みかける
やべぇ...前の3人おもしろい

「どういう扱いよ!それと大地、後で覚えておきなさいよ、目潰すわ」

にこ先輩は顔の前でチョキをつくり、俺を脅してくる
ふん、にこ先輩に脅されたって怖くないぜ。なんたって幼女だからな

というかどうして絵里先輩はこんな時に《先輩禁止令》を出したんだ?
そりゃさっき言った通りのことなんだろうけど.....

あ、そうかわかった。よくよく考えてみれば花陽と真姫の為なんじゃないか?花陽はあの性格上絵里先輩の前だと小さくなっちゃうし、真姫はツンデレだからみんなと仲良くしたくてもできない。だからこの措置をとったのか
うむうむ....納得納得

「それじゃあさっそく始めるわよ、いい?『穂乃果』」

「は、はい......いいと思います。えと...えっと....え...『絵里ちゃん』」

いきなりふられて言葉に詰まる穂乃果
そういえばこいつ意外にも上下関係気にするやつだったな....

「うんっ」

笑顔で頷く絵里先輩

「ふぁぁ、緊張するね〜」

「それじゃあ凛も!えっと....『ことりちゃん』?」

次は凛は立候補してことりの名前を呼ぶ

「うんっ、よろしくね!『凛ちゃん』、『真姫ちゃん』も」

「?ぇえっ!?」

ことりの天使の笑顔で真姫に矛先を向ける。
じぃ〜っと一点に視線が集中する。

「べ、別にわざわざ呼んだりするものじゃないでしょうっ!!」

「おいこら、ちゃんと
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