第21話 いざ!合宿へ! 出発編
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.いわば雑用をこなしてきた
少しは指導してきたけど、今は絵里先輩もいるし必要なくなった
「ごめんな...本当にこれ以上成績落としたくないんだ」
俺は頭を下げて参加を拒否する
「君達にとって俺の用事はどうでもいいことだってのはわかってる。だけど!三泊四日も息抜きして時間を費やすなんて俺にはできそうにもない」
みな困惑した表情になる。そりゃそうだよな、わかってた
「大くんは何も変わってないね」
1人だけ困惑せず、俺に微笑みかけて前に出る
「大くんはお母さんの事大事にしてるって知ってたよ?多分参加を拒否するかもって思ってた」
「だったら--「でもね、それでも大くんに来て欲しいの」
「どうしてだ?」
あそこまで言ったのにそれでも合宿に参加させる意味はなんなんだ?
「大くんは......μ‘sのメンバーだからだよ!」
μ‘sの......メンバー?
「バカねあんたも。当たり前じゃない」
「大地くんは雑用をこなしてきた....それだけじゃないで?大地くんはウチらに勇気を与えてくれた」
「勇気....だと?」
「大地くんは覚えているかな?穂乃果ちゃんがアイドルを始めるって言ったときのこと」
「ごめん、全然覚えてない」
「ふふっ、覚えてなくても大丈夫です。でも大地があの時私達を後ろから押してくれなかったら、今頃スクールアイドルなんてやってませんから」
「私も.....大地先輩のおかげでμ‘sに入る勇気が湧いてきたんです」
「大地先輩がかよちんを助けてくれ嬉しかったんだにゃ〜」
「私も諦めてた音楽のことを大地...先輩は褒めてくれた。それだけは、感謝しているわ」
「大地くんは知らず知らずのうちにみんなを助けていたのよ?気づいてた?もちろん、私もその中に含まれるわ。」
「みんな......」
どうしてだろう....俺は言葉が出せなかった
みんな俺の事を必要としてくれている。
陰で支えるってだけじゃなく、みんなの事を引っ張って道しるべをしてくれたって...
「大くん......今まであやふやにしていてごめんね。でも、大くんはμ‘sの10人目のメンバーだよ!」
嬉しかった。
どこかで彼女たちと距離を置いていた、それが壊された感じ。
「大地.....もう一度言います。合宿に参加してくれませんか?」
海未は再度頭を下げると、みんなも一斉に頭を下げる
ここまでされたら断る理由考えられないじゃないか
俺はみんなに背を向けて答える
「穂乃果、日程決まったら教えて
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