Another story
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悔しくて悔しくて、どうしようもなかった
『結果なんて気にしなくていいわ、私はエリーチカの踊っている姿だけ見れればいいもの......』
涙は.....すこし塩辛かった
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
大地くんも少し同じ境遇の事をしてきたと知ったのは翌日の朝。生徒会室
で語ってくれた
小学生の頃からダンスをしていたこと
その時所属していたクラブが県で優勝をしたこと
中学生の先輩に憧れ、先輩みたいになりたいと強く思って入部したこと
1人の転校生をきっかけに少しだけ周りの空気が変わったこと
先輩の意志を引き継いで大地くん達は全国大会出場したこと
私と大地くんの違いは結果ではないの。
『楽しいと思ってやっているか』だった
その時、1つの答えが脳裏を掠めた
もしかすると.....私は
大地くんにμ‘sのコーチを頼まれた
嫌々ながらも私は引き受けた。ちょっと前の私なら絶対やらなかったのに......
答えが確かなものか確認するために.....コーチをすることにした
約1週間、ずっと基礎練習しかやっていないのに根を上げることはなかった。これがわたし達のやるべきことだ、とでも言うように私のハードなメニューに必死になって付いてくる
私の考えてることを知らないでただ我武者羅に......
これじゃあ私が悪者みたいじゃないの.....
少しずつ.....μ‘sの魅力を感じ始めてきた
ただ自分達のやりたいことをやるだけ
何にも捕らわれずにひたむきに前へ進む高坂穂乃果を中心に
μ'sという大きな一輪の花は咲きつつある
その中に.....私は入りたいと思った
何故だか...そこに私の求めている答えがあるんじゃないか
と、考えている自分がいた
きっと大地くんは.....こうなることがわかっていたのかもしれない
でも私には出来ない
あんなにもμ‘sを否定しておいて今更入りたいなんて言えるわけない
それに生徒会長として責任だってある
ダメよ.....私は我慢しなくちゃいけないの
あぁ.....そうか、私逃げ出したのね
何しているんだろうね....私ったら
『これがお姉ちゃんのやりたいこと?』
『やりたいからです!』
『絢瀬会長は廃校を阻止するために.....何がしたいですか?』
『私ね....μ'sを見ていると胸がカ〜って熱くなるの。一生懸命でめいいっぱい楽しそうで』
やりたいこと
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