第11話
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イドだけは考え込んだ後、ワジ達にお礼を言った。
「それはいいけど………何、その情報だけでいいの?報復を止めろとか、改めて言ったりしないわけ?」
お礼を言われたワジは意外そうな表情をして尋ねた。
「個人的にはもちろん止めたいところだけど………今はまだ、判断材料が少なすぎる。サーベルバイパーの話も聞いて何かわかったら連絡させてもらうさ。」
「フフ、なるほど。あくまで”捜査”に拘りたいのか。なら、面白い話が聞けるのを楽しみにさせてもらおうかな。―――まあ、そうならなかったら血の雨が降るだけの話だけどね。」
「………わかった。せいぜいご期待に沿えるよう、面白い話を持ってくるさ。」
その後ロイド達はトリニティを出た。
〜クロスベル市・旧市街〜
「さてと……テスタメンツの方は終わったから、後はサーベルバイパーの方だけど………」
トリニティを出たロイドがエリィ達を見回して言ったその時
「そちらの方も先程終わったわよ。」
メヒーシャを連れたルファディエルがロイド達に近づいてきた。
「メヒーシャ、ご苦労様。ルファディエルさんを護衛してくれて、ありがとう。」
「………別に礼を言われるほどではない。」
エリィの言葉を聞いたメヒーシャは静かな表情で答えた後、エリィの身体に戻った。
「ルファ姉。その様子だとヴァルド達からも聞けたんだ。」
「それにしてもよく話してくれましたね………そんな簡単に答えてくれる人達には見えませんでしたけど………」
そしてロイドはルファディエルに話しかけ、ティオは驚きの表情で言った。
「フフ………ああいう人達は交渉事に対して一番扱いやすい人達よ。交換条件も予想通りだったし。」
「交換条件?何だったんだ、それは。」
ルファディエルの説明を聞いたロイドは不思議そうな表情で尋ねた。そしてルファディエルはヴァルド達に説明を聞いた時の交換条件を説明した。
「ええっ!?2人でサーベルバイパーの人達と戦った上、勝ったんですか!?」
「さすがルファディエル姐さんとメヒーシャちゃんッスね!」
「力で従わせる………ですか。単純ですけど一番簡単なやり方ですし、あの人達の場合だとそれが一番効果的ですね。」
ルファディエルの説明を聞いたエリィは驚き、ランディは嬉しそうな表情をし、ティオは納得した表情で頷いたが
「いやいやいや!?ルファ姉、俺達は警察官なんだから私闘は許されないって!」
ロイドは慌てた表情で突っ込んだ。
「あら。私は襲い掛かって来た暴徒から”一般市民”と自分を守る為に戦っただけよ?私闘をした覚えはないわ。一応”正当防衛”になるわね。」
一方ルファディエルはロイドの突込みに笑顔で答えた。
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