第11話
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ヴァルドは鼻を鳴らした後、好戦的な笑みを浮かべてルファディエルを見つめて言った。
「そう。それじゃあ約束通り、話を聞かせてくれるかしら?」
ヴァルドの言葉に頷いたルファディエルは真剣な表情に直してヴァルドに質問した。
「フン、いいだろう――――」
ルファディエルの質問に頷いたヴァルドは木箱に座り直して話し始めた。
「―――5日前の夜のことだ。ウチのメンバーの一人が青坊主どもの闇討ちに遭った。ここを出てすぐの場所だ。」
「なるほど………」
「フン、大方奴等も同じことを言うだろうぜ。だが、こちらに言わせりゃとんだ言いがかりってもんだ。俺達サーベルバイパーは武闘派で鳴らしている………闇討ちなんて汚ねぇマネ、するわけがねえだろうが?」
「……………………その、闇討ちにあったメンバーはどのくらいの怪我だったのかしら?」
ヴァルドの話を聞いて目を閉じて考え込んでいたルファディエルは目を開いて尋ねた。
「打撲による骨折で全治一カ月の入院だとよ。まあ、青坊主のところみたいに意識不明ってわけじゃねえが………ケガだけって事ならむしろ重たいくらいだぜ。」
「そうね………」
「………しかし何故、あの者達が襲撃犯だとわかった?襲撃された者から聞いたのか?」
そしてヴァルドの言葉を聞いたルファディエルは頷き、メヒーシャは尋ねたが
「…………………」
ヴァルドを含めたサーベルバイパーのメンバー全員は黙り込んだ。
「?まさか、見ていないのかしら?」
その様子を見たルファディエルは意外そうな表情で尋ねた。
「………まあな。だが、青坊主どもがやったのは間違いねえ。いきなり遠くの方から石が飛んできたらしいからな。」
「………テスタメンツのメンバーの内の2人が使っていたスリングショットね。」
「ああ、それだ。それを喰らって倒れたところをタコ殴りにされたらしくてな。あとは気を失ったらしいが………犯人は言うまでもないだろうが?」
「………………」
ヴァルドに尋ねられたルファディエルは考え込み
「クク、話は終わりだ。―――さっきも言ったように細かい事情はどうだっていい。青坊主どもと………ヤツとケリが付けられるならもう何だっていいんだよ。邪魔するってんなら、いいぜ。青坊主どもとまとめて叩き潰してやるからよォ………?」
「……挑発には乗らないわ。捜査協力に感謝するわ。色々と参考になりそうよ。何かわかったら一応、連絡させてもらうわ。」
「フン………まあ、勝手にしやがれ。」
そしてルファディエルとメヒーシャは『イグニス』を後にして、ロイド達がいるテスタメンツの拠点に向かった。
〜バー・『トリニティ』〜
ルファディエル達がヴァル
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