第10話
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様。」
「フフ、このぐらいの交渉事なんて大した事ないわ。」
ディーノが入るのを見守ったメヒーシャはルファディエルに視線を向け、視線を向けられたルファディエルは微笑んだ。するとその時、ディーノが中から出て来た。
「ヴァルドさんがお呼びだ!入ってもいいけど………変なことをしたらタダじゃ済まないからな!」
「ふふ、ありがとう。」
そしてディーノの言葉に微笑んだルファディエルはメヒーシャと一緒に中に入って行った。
〜ライブハウス・『イグニス』〜
ルファディエル達が中に入ると広間中、大きな音を立てる音楽が流れていた。
「………耳障りな音ですね。」
「確かこういう所は………『ライブハウス』………だったかしら。」
広間中に流れる音楽を聞いたメヒーシャは顔をしかめ、ルファディエルは静かに呟いた。
「クク、待ってたぜ。」
その時ヴァルドの声が聞こえ
「ちっ………新手の奴等か。」
「しかも女ばかりじゃねえか。」
「ハッ、わざわざフクロにされに来やがったのか………?」
『サーベルバイパー』の青年達に睨まれている中、ルファディエルとメヒーシャは堂々と歩いて行き、木箱に座っているヴァルドの正面に来た。
「どうやらさっきの奴等の仲間みてぇだが………何をしに来た?」
「貴方達が潰し合う理由を知りに来た………それだけよ。」
「クク………俺達を逮捕すれば簡単にすめばいいだけの話なのに面倒な事を………―――なあ、警察の女。仮にお前らの知りたい情報を俺達が持っているとして………それを渡す見返りにお前達は何をくれるんだ?」
ルファディエルの話を聞いたヴァルドは不敵な笑みを浮かべた後、ルファディエル達を睨んで尋ねた。
「………あのワジという少年はともかく貴方の方は『真実』のみでは納得しないと思っていたわ。―――大方、ただ単に暴れられればそれでいい………でしょう?」
「クク、話が早いじゃねえか。そうさ……俺はとにかく暴れらればそれでいい。この血のたぎりをスカッとさせてくれるんなら何だって構わねぇんだ!!」
ルファディエルの言葉に好戦的な笑みを浮かべて頷いたヴァルドが立ち上がると、『サーベルバイパー』の青年達は武器を構え
「フン………」
(予想通り………)
それを見たメヒーシャは不愉快そうな表情をした後斧槍を構え、ルファディエルは静かな表情でヴァルド達を見回した。
「俺達全員相手に勝てりゃあ何だって話してやるよ。クク、悪い取引じゃねえだろ?」
「フフ………ロイドなら反対するでしょうけど生憎私はそこまで甘くないし、警察は私を手放したくないようだから、ここで貴方達と戦った所で今後の事に支障はでないわ。―――遠慮なくかかって
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