第10話
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?」
「「「!………………」」」
そしてロイドの疑問を聞いたエリィ達は考え込み
「………驚きました。」
「ええ、私も。」
「ふーん、なるほどねぇ。」
(フフ………)
ティオ達は感心した様子でロイドを見つめ、ルファディエルは微笑んでいた。
「な、なんだよ………そんなに変なこと言ったかな?」
「ううん、さすが捜査官の資格を持っているだけはあるなって。」
「いいとこ突いてると思うぜ。見た所、ヘッド同士がそこまで険悪な関係って雰囲気でもなかったしな。」
「………多分、理由があるのではないかと。当事者以外は知らない、本気で争うだけの理由が。」
「あ、ああ。まさに俺もそう思ったさ。だったら――――やるべきことは一つだろう?」
エリィ達の話に頷いたロイドはエリィ達を見回し
「だな。」
「『サーベルバイパー』に『テスタメンツ』………まずはどちらに話を聞きに行くべきかしら?」
ロイドの言葉にランディは頷き、エリィが提案したその時
「………だったら、『サーベルバイパー』の方は私が聞いておくわ。」
人間の姿のルファディエルがロイドの傍に現れた。
「ル、ルファ姉!?確かに分担して情報を集めるのは効率がいいけど………」
「さすがに女性一人で行くのは危険だと思いますし………」
「しかも向こうの方が凶暴ですよ?」
ルファディエルの提案を聞いたロイドは驚き、エリィとティオは心配した。
「あら。………まさか”あの程度”の連中にこの私が遅れをとるとでも?」
しかしルファディエルは笑顔で尋ね
「………!」
(うむ。確かにあの程度の者達にルファディエルが遅れをとるなどありえないな。)
「………まあ、ルファディエル姐さんの一昨日の魔法を考えれば奴らが纏めてかかってきても撃退できるッスね………」
ルファディエルの言葉からとてつもない強さを感じ取ったエリィは身をすくめ、ラグタスは頷き、ランディは苦笑しながら言った。
「ロイド、私の実力は貴方が一番わかっているでしょう?」
「それは……………」
そしてルファディエルに尋ねられたロイドは考え込み
「―――わかった。じゃあ、『サーベルバイパー』の方はルファ姉に頼むよ。………ただし、異種族の人達を誰か一人付けて聞きに行ってくれ。いくらルファ姉が強くても一人で行くのは危険すぎる。」
すぐに結論を出して提案した。
「フフ、わかったわ。じゃあ、エリィ。メヒーシャを少しの間だけ、貸してくれるかしら。」
「わかりました。――――メヒーシャ。」
ルファディエルの言葉に頷いたエリィはメヒーシャを召喚した。
「メヒーシャ、ルファディエルさんの護衛、よろしくね。
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