第9話
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し………ここは任せてもいいのかな?」
ワジとヴァルドの名乗りを聞いたロイドは自己紹介をした後、2人にそれぞれ視線を向けて尋ねたが
「ククク………」
「フフフ………」
2人はそれぞれ不敵な笑みを浮かべ
「ハハハハハハハッ!」
「あははははははっ!」
それぞれ大声で笑った!
(かかかっ!それは甘い考えってもんよ、ロイド!)
2人の様子を見たギレゼルは笑いながらロイドに念話に送り
「(!?どういう事だ、ギレゼル。)な、何がおかしい?」
ギレゼルの念話で2人の様子に驚いたロイドは尋ねた。
「いやいや、おめでたいなーと思ってさ。」
「事を構えるつもりがない?クク………なに寝ぼけた事を言ってんだ?」
(奴等はある意味俺達悪魔達とルファディエル達天使達の関係………本来なら相容れない関係だ。そんな奴らが簡単に引くわけねーだろ?)
そしてワジ、ヴァルド、ギレゼルはそれぞれ答えた。
「この場で手を引くのは単に準備が済んでいないから………―――準備が終わりしだい、徹底的にやり合うつもりだよ。」
「それも今までみたいなセコイ小競り合いじゃねえ………どちらが生き残るか、お互い潰し合うつもりでなァ!」
「なっ!?」
「おいおい………殺し合いでもするつもりかよ?」
(ハッ!殺しを経験した事がないガキどもが果たしてどこまで本気になれるかねぇ。)
ワジとヴァルドの説明を聞いたロイドは驚き、ランディは目を細め、エルンストは嘲笑した。
「クク、そうなっても不思議じゃねえだろうなァ。ま、どちらが血ヘドを吐くかは分かりきってるけどよォ………?」
そしてヴァルドは好戦的な笑みを浮かべてワジを見つめ
「フフ………言ってなよ。まあ、どっちにしてもお呼びじゃないってことさ。腰抜けの警察の犬――――まして君達みたいな若造はね。」
見つめられたワジは不敵な笑みを浮かべた後、ロイド達に視線を向けて嘲笑し
「っ………!」
ワジの言葉を聞いたロイドはワジを睨んだ。
「クク………行くぞ、てめえら!」
「オ、オッス!」
「フフ………こちらも引き上げるよ。」
「………了解だ。」
そしてヴァルドとワジの号令の元、『サーベルバイパー』、『テスタメンツ』共にロイド達から去って行った…………
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