第9話
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真似をするまでもない。」
睨まれた青装束の青年の一人は嘲笑し
「そ、そちらこそよくも仲間を病院送りにしてくれたな………目には目を、歯には歯を………か、覚悟してもらうぞ………」
同じく青装束の青年の一人は赤ジャージの青年達を睨んだ。
「上等だよ、この青坊主ども!ヴァルドさんが出るまでもねぇ!」
一方赤ジャージの青年達はそれぞれ武器を構え出し
「こちらこそワジの手を煩わせるまでもない………総員、聖戦の準備!バイパーどもを殲滅する!」
対する青い装束を着た青年達も武器を構えた!
「―――待った!」
そこに2組が開始しようとした戦闘を制する声が聞こえ、声に気づいた青年達が視線を向けるとロイド達が走って近づいてきた。
「なんだァ………?」
「見かけない顔だな………」
「双方、喧嘩を中止してくれ!ここは公共の場だ!他の住民が迷惑している!」
2組の集団から睨まれたロイドは忠告し
「ハァ………?」
「な、何だお前………いきなり現れて口出しを………」
忠告を聞いた集団達はロイド達を睨んだ。
(まあ、普通そうだわな。)
(どうするの………?)
集団の様子を見たランディは頷き、エリィはロイドに判断を促し
「(ああ………)クロスベル警察、特務支援課の者だ。付近住民の要請により君達の喧嘩を止めに来た。」
エリィの言葉にロイドは頷いた後、捜査手帳を集団達に見せて名乗った。
「ハアアアッ、警察だァ!?」
「ひゃはははは!フカシこいてんじゃねーぞ!」
「殆んど警官も寄り付かないのにそ、そんなわけあるか……」
「まったく………つくならもっとマシな嘘をつきたまえ。」
しかし青年達は捜査手帳を見せても信じていなかった。
「………と、とにかく!君達がしている喧嘩は他の住民にとって迷惑なんだ!」
「そんなに喧嘩がしたけりゃ街の外でやってきたらどうだ?いい運動になるだろうぜ。」
「ハッ、上等だ……この旧市街で俺達にそんな口が利けるとはなァ………」
「旧市街には旧市街のルールがある。興味本位で口を出すつもりなら痛い目にあってもらおうか。」
ロイドとランディの話を聞いた2組の集団は嘲笑した後、それぞれ武器を構えてロイド達を睨んだ。
「くっ………」
「ダメだな、これは。」
「………結局、こうなるわけですか。」
「ふう………仕方ないわね。」
(クク………そうさ。こういう奴らはてっとりばやくぶちのめしてからいう事を効かすのが一番だよ!)
一方ロイド達は説得を諦めた後武器を構え、エルンストは不敵な笑みを浮かべていた。
「なんだなんだ、よく見たら可愛い子ちゃんたち
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