第8話
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わ。アナタたちはアナタたちでせいぜい勝手に頑張りなさい。しくじったとしてもこちらがフォローするから。」
「………精進させてもらいます。」
そしてミシェルの言葉にロイドは真剣な表情で頷いた。
「まあ、荒事関連に関しては期待しているわよ?アリオスの話ではアナタたち、異種族と契約しているそうだからね。異種族とアタシ達人間の身体能力の差はアナタたちもよ〜く知っているでしょう?」
「………そうですね。一昨日の件もほとんどメヒーシャ達のお蔭でしたし………」
「その点も含めて、ラグタス将軍達と一緒に私が色々と指導してあげるから、安心しなさい。」
ミシェルの話を聞いたエリィは複雑そうな表情で呟き、ルファディエルは静かな表情でロイド達に言った。
「あら……貴女が噂の”叡智”のルファディエルね。ふふ、初めまして。アリオスの話だと、アナタ本当の姿は”天使”だって聞いたけど………」
一方ルファディエルに気づいたミシェルは興味深そうな様子でルファディエルを見つめた。
「ええ、そうよ。私は戦闘にでもならない限り、基本人間の姿で過ごしているわ。その方がいちいち騒がれないですむしね。」
「ふ〜ん………天使はそんな事もできるのね。………だとするとあの娘の”切り札”の一人も同じような事ができるのかしら?」
「?誰の話なんですか?」
(まさか………)
ルファディエルの話を聞いたミシェルは興味深そうな様子で聞いた後考え込み、その様子を見たロイドは尋ね、ティオは”影の国”で出会ったある人物の事を思い浮かべた。
「………何でもないわ、こっちの話。それよりもあの”叡智”がいるのなら、アナタたち特務支援課に最初から期待してもよさそうね。」
(………耳が痛いわね。要はルファディエルさんがいるから期待されているだけの話じゃない。)
(仕方ないさ。ルファ姉は俺達と違って、実績がいくつもあるし、実力も遊撃士達に負けていないしね。)
ミシェルの話を聞いたエリィは複雑そうな表情で小声でロイドに話しかけ、ロイドは疲れた表情で小声でエリィの話に返した。
「フフ………今は好きに言うといいわ。その内この子達もそちらと張り合える………いえ、それ以上の存在へと育ててあげるつもりだから。」
一方ルファディエルは不敵な笑みを浮かべてミシェルを見つめ
「あら。ウチとしてもそうなってくれる事の方が大歓迎よ。期待して待っているわ。」
見つめられたミシェルは口元に笑みを浮かべて答えた。その後遊撃士協会を後にしたロイド達は支援課のビルに戻り、端末で報告をした。すると新しい『支援要請』が追加されたので、それらを全てメモした。
〜特務支援課〜
「色々と来たみてぇだが………また地下に魔獣が出た
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