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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第8話
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オが説明をし

「いわゆる正義の味方、俺達の商売敵ってやつだな。」

「一応、名目上は協力関係にあるはずだけど………」

「………いつも手柄が遊撃士協会に取られている為、プライドの高い警察の上層部が一方的に敵対視しているから、私が知る限り遊撃士と警察が協力した例はないわ。」

ランディは自分が思った事を呟き、エリィとルファディエルがティオの説明を補足した。

「あら、いらっしゃい。ひょっとして、アナタ達が”特務支援課”の坊やたちかしら?」

するとその時受付に立っている男性がロイド達に視線を向けて尋ねた。

「え………!?」

「どうして私達のことを………」

男性に尋ねられたロイドとエリィは驚いた後仲間達と共に受付に近づいた。

「―――初めまして。クロスベル警察、特務支援課のロイド・バニングスです。えっと、あなたは………?」

「アタシの名前はミシェル。遊撃士協会・クロスベル支部の受付を担当させてもらってるわ。アナタたちのことはアリオスから聞いてるわよ。」

「ああ、そうだったんですか。」

「でも、よく私達が支援課だと気付かれましたね?」

受付の男性―――ミシェルの話を聞いたロイドは納得し、エリィは疑問に思った事を尋ねた。

「フフ、その胸のエンブレムと顔触れを見たら一目瞭然よ。どうやらウチと似たような活動をするみたいだけど………」

「そ、それは………」

「まあ、否定できませんね。」

「やっぱギルドとしちゃ、あんまり面白くねぇか?」

ミシェルの言葉を聞いたロイドは言葉を選び、ティオは疲れた表情で呟き、ランディは尋ねた。



「あら、とんでもない。ウチとしては大歓迎よ。何せ依頼の数が多すぎてね。今いるメンバーだけじゃ回しきれなくなってるのよ。アナタたちが分担してくれたらこちらとしては大助かりだわ。」

「そ、そうですか。それを聞いて少し安心――――」

そしてミシェルの感想を聞いたロイドは安堵の表情で頷きかけたが

「―――ただし、使い物になるんだったらね。」

「っ………!」

ミシェルの厳しい言葉に表情を真剣に変えた。

「こう言ったらなんだけどウチの遊撃士たちは優秀よ。アリオスはもちろん、他のメンバーも全員粒揃い………エース級の実力を持ってるわ。警察が市民の人気取りのためにでっち上げた新人ばかりの部署………そんな所に果たして代わりが勤まるのかしらねぇ?」

「そ、それは………」

ミシェルの疑問を聞いたロイドは言い辛そうな表情になり

(………反論できないわね。)

(ま、正直厳しいかもなぁ。)

エリィは複雑そうな表情になり、ランディは目を伏せて頷いた。

「フフ、まあイジめるのはこのくらいにしてあげる
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