第8話
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と………」
セルゲイの様子を見たロイドは戸惑いながら呼び止めようとしたが、セルゲイは課長室に入った。
「おいおい………いい加減なオッサンだな。」
「ふう、大丈夫なのかしら。」
「………先行き不安ですね。」
「………まさか面倒事は全て私に押し付けて、自分は楽をする為に私に同じ階級を与えたんじゃないでしょうね………?」
セルゲイが課長室に入るとランディ、エリィ、ティオは呆れ、ルファディエルは顔に青筋を立てて呟いた。
「ま、まあ………とにかく俺達の初仕事だ。一通り市内を回りながら『支援要請』を片付けよう。最初だから焦っても仕方ない。確実にやって感じを掴んでいこう。」
一方ロイドはエリィ達をなだめるように言った後、提案し
「ええ、そうね。」
「了解です。」
「そんじゃま、行きますか。」
エリィ、ティオ、ランディはロイドの提案にそれぞれ頷いた。
「ルファ姉はどうする?一端俺の身体に戻る?」
「そうね………これからの事を考えると貴方達と一緒に私の顔も市民に知られておいた方がいいでしょうから、私も同行するわ。…………この姿なら目立たないでしょうし。」
そしてロイドに尋ねられたルファディエルは少しの間考え込んだ後答え、スーツとスカートを身に着けた人間の姿になった。
「おおっ!?」
「まあ………」
「人間の姿にもなれるんですか………」
人間の姿になったルファディエルを見たランディ達は驚き
「あ、そっか。エリィ達は知らなかったな、ルファ姉の人間の姿。」
エリィ達の様子を見たロイドはある事に気づいて呟いた。
「別に私だけが人間の姿になれるわけじゃないわよ?メヒーシャやラグタス将軍だって、人間の姿になれるわ。」
「え………そうなんですか?(人間の姿になれるなら、教えてくれてもいいじゃない、メヒーシャ。)」
「初耳です………(なんで教えてくれなかったんですか、ラグタス。)」
ルファディエルの説明を聞いたエリィは驚き、ティオは呟いた後それぞれメヒーシャとラグタスに念話を送り
(………人間の姿になる必要性はないから、教えなかっただけだ。)
(………別に我は人間の姿になる必要はないから、話さなかっただけだ。)
念話を送られた2人はそれぞれ答えた。その後ロイド達は最初の支援要請を終えた後、街中を回り、街中を回っている中、遊撃士協会が目についたので挨拶をするために入った。
〜遊撃士協会・クロスベル支部〜
「ここが――――遊撃士協会か。」
ギルド内に入ったロイドは周囲を見回して呟き
「遊撃士協会………民間人の保護・支援を請け負う国際的な非政府組織ですね。」
ティ
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