第8話
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!」
渡された捜査手帳とバッジを見たロイドは驚き
「昨日、”ENIGMA(エニグマ)”の件でルファディエルがお前と共にいる事を報告したら警察のお偉方が急いでそれらを手配したって訳よ………よっぽど奴を警察に入れたがっていたみたいだな。最初から警部に任命されるなんて、前代未聞だぞ。」
驚いているロイドにセルゲイが説明をした。
「ハア………余計な事をしてくれたものね………昨日貴方に伝えたわよね?警察官になるつもりはないって。」
するとその時、ルファディエルがロイドの傍に現れて溜息を吐いた後、セルゲイを睨んだ。
「まあ、話は最後まで聞け。そう言うだろうと思って、お前に関しては特別待遇にしてもらった。階級は警部だがお前への命令する権利はどんな階級の者だろうと持てない。……それが例え局長であってもな。」
「ええっ!?」
「まあ………」
「………それって誰からも文句を言われず、好き放題にやっていいって事ですか………」
「か〜!羨ましい〜!」
セルゲイの話を聞いたロイドとエリィは驚き、ティオは興味深そうな様子でルファディエルを見つめ、ランディは羨ましそうな様子でルファディエルを見つめた。
「……あまりの好待遇過ぎて、裏があるのが見えすぎよ………それで?私に何をさせるつもり。」
一方ルファディエルは呆れた表情で溜息を吐いた後、目を細めてセルゲイを睨んだ。
「ま、お前にはお見通しか………ぶっちゃけて言うと警察はお前に遊撃士協会のアリオス・マクレインに対抗する警察の広告塔になる事を期待している訳よ。突如現れ、遊撃士にも負けないほどの華々しい功績を残し続け、天使である事に加えて男共を惹きつけるお前のその容姿………マスコミが放っておくわけがないだろう?」
(なっ………!人間共の下らん政争にルファディエル様を巻き込むつもりか………!)
(フン、下らん……………)
(クク………その女なら、そんな権力を渡したら最後、存分に活用しまくるよ。警察の馬鹿共は絶対後で後悔するだろうね。)
セルゲイの説明を聞いたメヒーシャは怒りの表情になり、ラグタスは不愉快そうな表情になり、エルンストは不敵な笑みを浮かべていた。
「………まあ確かにルファディエルさんは美人ですし、おまけにスタイルもいいですから、普通の男性は彼女を見たらほおっておかないでしょうね………」
「そりゃ、当然だろ!こんな美人でスタイルがいいお姉さんに声をかけないなんて、男じゃねえ!」
一方ティオはジト目でルファディエルを見つめ、ランディは真剣な表情で言った後嬉しそうな表情に変えてルファディエルに視線を向けた。
「好きで惹きつけている訳ではないわ。私はその事で、いつも迷惑しているんだから。………期待しす
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