第7話
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ド様もその中の一人よ。」
「………………………」
「よくそんなとんでもない存在と契約できたな………」
エリィの説明を聞き終えたロイドは口をパクパクさせ、ランディは驚きの表情でティオを見つめた。
「………少々特殊な事情があったお蔭で彼女と契約できましたので。」
(いや、だから………)
(その特殊な事情っていうのが………)
(凄く気になるっつーの……)
そしてティオの言葉を聞いたロイド達はそれぞれ心の中で突っ込んだ。
(フッ………まさか”叡智”のルファディエルがロイド達に力を貸し、さらに異種族達がロイド達に力を貸しているとはな………これからこの特務支援課がどうなるか、楽しみになってくるじゃねえか………)
一方セルゲイはロイド達を見回して口元に笑みを浮かべていた。その後ロイド達は解散し、それぞれ明日からの仕事に向けて、休暇に入った。
〜3年前・クロスベル大聖堂・墓場〜
――――天にまします我等が女神よ。御身の元へ向かう魂のため、天の門を開き賜らんことを――――
(信じられないぜ………あの元気の塊みたいだったヤツが………可愛い恋人もいてそろそろ結婚かと思ってたのに………どうしてこんな事に………)
(クソ………!警察は何をやってるんだ!?身内が殺されたんだろう!?また迷宮入りにするつもりかよ!?)
(たしか………ご両親は亡くされているのよね?弟さん、どうするのかしら………)
「………大丈夫、ロイド?無理したらダメよ?あまり寝ていないんでしょう?」
ある人物の葬式の参列者達が無念そうな表情や悲しそうな表情、辛そうな表情で会話をしている中、ある人物の墓の前にいる喪服姿の女性は喪服姿の少年に寂しげな笑みを浮かべて尋ね
「………セシル姉こそ。色々手伝ってもらってゴメン。本当なら俺が一人で片付けなきゃいけなかったのに………」
尋ねられた少年―――ロイドは女性―――セシルに謝った。
「………水臭いことを言わないで。家族同然の付き合いじゃない。それに………ガイさんのことは私にとっても………………………………」
一方謝られたセシルは無理な笑顔を浮かべた後、涙を流し続けてある人物の墓を見つめ
「………セシル姉…………」
「……………………………」
セシルの様子をロイドは辛そうな表情で見つめ、人間の姿になり、喪服を着ているルファディエルは2人を見つめた後両目を伏せて黙り込んでいた。
「………ごめんね。一番つらいのはロイドなのに。これから大変だとは思うけど遠慮なく頼ってちょうだいね………?あなたが一人立ちするまで、ちゃんと見守らせてもらうから………」
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