第7話
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―ロイド・バニングス。」
「はい!」
「エリィ・マクダエル。」
「はい。」
「ランディ・オルランド。」
「うっス。」
「ティオ・プラトー。」
「………はい。」
「本日09:00をもって以上4名の配属を承認した。ようこそ、特務支援課へ。バラエティ豊かな仕事を山ほど回してやるから楽しみにしてるといい。………何か質問はあるか?」
ロイド達を見回して頷いたセルゲイはロイド達をもう一度見回して尋ねた。
「……あの、一ついいですか?」
「何だ、ティオ。」
「………昨日、副局長が一時的にユイドラの人達がこの『特務支援課』に配属されるようなことを呟いていましたが………」
「なんだ、あのキツネ、そんなこともバラしていたのか。………まあいい。いずれわかる事だから先に話しておく。―――お前達。ウィルフレド・ディオンって名前は知っているか?」
ティオの話を聞いたセルゲイは意外そうな表情をした後、ロイド達を見回して尋ね
「オレは知らないッス。」
ランディは不思議そうな表情で答え
「へっ………!?どうしてその名前が………!」
ロイドは驚き
「――――ウィルフレド・ディオン。メンフィル帝国と同盟を結んだユイドラ領の領主にして頼まれた物はどんな物でも必ず最高の物に作り上げる最高の”工匠”にして1年前のリベールの”異変”を解決した英雄の一人ですね。どうしてその方の名前が出てくるんですか?」
エリィは静かに答えた後、不思議そうな表情で尋ねた。
「そのユイドラ領主の娘達がな。留学という形で一時的にこの特務支援課に配属される。」
「ええっ!?」
「一体どんな理由でそんな事になったんですか………?」
セルゲイの話を聞いたロイドは驚き、エリィは驚きの表情で尋ねた。
「詳しい事は俺も知らん。………だが、話によればクロスベル市長直々の頼みによって、そうなったらしくてな。警察のお偉方も向こうが何を考えているのか全員首を傾げていたぜ。」
「………………(どうしてお祖父様が……………)」
「へ〜………でも俺達、まだ顔合わせをしていませんよね?」
説明を聞いたエリィは考え込み、ランディは興味深そうな様子で呟いた後尋ねた。
「その事に関してだが、向こうの令嬢達もこっちの世界の常識等をリベールのメンフィル大使館で学んでから配属される事になっていてな。予定では数週間後に配属される事になっている。」
「そうなんですか………」
(……まさかイリーナ皇妃の妹さんどころか、ウィルさんのご息女達とも同じ職場になるなんて予想外です………)
「ちなみに”達”という事は複数いるんッスか!?」
話を聞いたロイドは頷き、ティオは心の中
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