悪夢と日常
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、シャワーでも借りるか…」
そしてはたと気づく、俺は紅魔館の内部構造が全く分からない、迂闊に動けば多分迷うだろう、
「どうしよう、咲夜さんを呼ぶにもどうしたらいいんだろ…」
俺が考えをあぐねているとドアが開いた、そこに立っていたのは咲夜さんだった
「おはようございます、昨晩はよく眠れましたか?朝食の用意が出来ております、こちらへどうぞ」
「あ、ちょっとその前にシャワー借りたいのですけど、いいですか?」
「わかりました、準備をしてまいりますので今しばらくお待ちください」
咲夜さんが部屋を出て行った後、俺は何気なく窓の外を眺めた、そこには雲ひとつ無い青空が広がっていた、俺がいた所みたいに銃弾や砲弾が飛び交うことの無い空だった
「平和だな、もしここが本当に異世界ならここに住み着いてもいいかも知れないな」
窓の外を見ながら黄昏ていると咲夜さんが戻ってきた
「シャワーの準備ができました、こちらへどうぞ」
もう準備ができたらしい、部屋から出て行って時間はほとんど経っていないはずなのに…あぁ、あの消えたりする奴だろうか
「咲夜さん、昨日初めてあった時とか一瞬で消えたような気がするんですが、あれってどんなトリックなんです?」
「…あれは時間を止めているんです」
俺の聞き間違いだろうか、時間を止める?まさか、そんな事ができるのか?一瞬で消えたって事を考えると確かにそれっぽいが、俄かには信じがたい
「あまり信じていないようですね、まあ、仕方ありませんか、私の手を握ってもらってもよろしいですか?」
「こんな感じでいいですか?」
「はい、では、このペンをよく見ていて下さい」
そう言うと咲夜さんはペンを手から離した、それは自由落下していき咲夜さんの腰の辺りまで来た時だった
「『幻象ルナクロック』時よ止まれ」
一瞬で世界から色が消えた、周り全てが灰色になっていた
「え?何だ?色が…無くなっている…それに、落としたはずのペンが浮いている、本当に時間が止まっている」
「はい、これが私の能力、時を操る程度の能力です」
時間を止めるなど無理だと思っていたけど、実際に咲夜さんは時間を止めた、原理がどうなっているのかはわからないけど凄すぎる、それにしても程度じゃ済まない気がするがあまり突っ込まないでおこう
「それより早くしないと朝食が冷めてしまいますので、シャワールームに案内させていただきますね」
「あ、そうでしたね、じゃあ案内お願いしますね」
咲夜さんに案内してもらっている道中に、咲夜さんと同じ様なメイド服を来た人達がいた、が、なぜか全員が背中に透明な羽根が生えていて背丈が俺の胸くらいしかなかった、ちなみに俺の身長は167cmだ、まあ、そんなどうでもいい事は置いておいて
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