第2章:異分子の排除
第28話「金銀転校生」
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山田先生は射撃系らしく、鈴を接近させなかったり、セシリアの射撃をあっさりと読んで躱したりと、実にお手本らしい戦い方だった。
おまけに最後は二人の機体をぶつけさせてそこへグレネードでトドメだし。
まぁ、良い所を見せたかったんだろう。
「...とまぁ、このように、技量さえあれば量産機でも専用機持ち二人に勝つこともできる。以後、教師にはしっかりと敬意を持って接するように。」
実は凄かった山田先生に驚いている生徒たちに、千冬がそう言う。
何気に山田先生の事気にしてたんだな。
「では、専用機持ちをリーダーにして、各自訓練を始めてもらう!」
そして、その言葉を合図に、女子達が男子(主に秋十君、織斑、デュノア)に集まる。
俺?本音とかいつも喋ってる面子だけだな。
どうやら男としての人気はそこまで高くないらしい。どうでもいいけど。
「(というか、ちゃんと散らばってないと...。)」
「この馬鹿者共が!出席番号順に均等に別れろ!」
案の定千冬の怒号が響き渡り、皆は慌てて均等に別れた。
「皆均等に分かれてればねぇ〜。」
「怒られる事もなかっただろうな。...というか、本音はそのままここか。」
「そうだよ〜。」
のほほんとした雰囲気に、俺も少し力が抜ける。
だが侮ること無かれ。こう見えて一般男性程度なら即座に倒せる技量の持ち主だ。
...まぁ、それは置いといて。どうやらいつもの三人組の他二人は別らしい。
「それじゃあ、始めるぞ。」
「おっけ〜。」
本音の雰囲気に当てられたのか、ここのグループは結構緩い雰囲気で行われた。
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