第2章:異分子の排除
第28話「金銀転校生」
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言葉を照らし合わせると....怒りでも抱いたんじゃないかな。彼女に。」
「.......。」
「ちょっと主であるユーリちゃんを護ろうと表に出たけど、記憶を読んだら思った以上に対戦相手に腹が立ったので憂さ晴らししたって所か。」
「...なんというか、私を想ってくれてるのは分かりますが...恥ずかしいです。」
まぁ、過保護にされてるとなぁ...。
「ま、そんなとこだ。VTシステムみたいな感じじゃないから安心しな。」
「...はい。」
「..あ、一応軽くメンテしておくぞ。」
「あ、そうですか?ありがとうございます。」
そう言ってユーリちゃんは部屋を出て行く。
【――――。】
「...いや、暴露したのは悪かったって。」
そこで、なんか滅茶苦茶視線を感じるのでそっちに向けてそう言う。
「...一応確認するが、別に害意はないんだな?」
【―――――――。】
「...そうか。なら、いいや。」
そう言って会話を打ち切る。...まぁ、いつまでも会話してられないしな。
〈...貴様、今のは...。〉
「まぁ、ディアーチェの予想通りだと思うよ。できれば仲良くしてやってくれ。」
〈...まぁ、貴様がそう言うのならいいが...。〉
「じゃ、メンテしておいてほしい所言ってくれ。」
この後、ディアーチェ達に指摘された所をメンテしていった。
「(...そういや、織斑の所で引っ越し騒動があったな...。となると明日か?)」
これから来る“解決すべき事”を思い浮かべつつ、作業は進んでいった。
翌日、なんか変な噂が囁かれていた。
どうやら、今月のトーナメントで勝つと、織斑や秋十君と付き合えるとかいう噂が流れているらしい。...噂って怖いな。
ちなみに、なぜか俺は除外だった。というか、この噂も女子から直接聞いたし。
「(やっぱ男扱いされないか...。もう、諦めようか?)」
別に、そこまで困ってる訳じゃないし。区別する所はしっかり区別してるからな。
「...噂に流される様って、傍から見ればここまで異様なんですね...。」
「...あー、女尊男卑に流されてた頃の事か...。」
すぐ近くに来ていたセシリアの言葉にそう返す。
「....というか、噂の発端さん?」
「「「あ、あははは....。」」」
本音を始めとした、いつもの三人組が苦笑いする。
...どうやら、織斑と篠ノ之の話を盗み聞きしていたようで、その事を噂していたらなぜか捻じれて伝わってしまったらしい。
「(....しっかし、相変わらず女子は会話のネタに
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