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Eipic5先駆者と悩める少女〜Dragon Tamer〜
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も問題はない」

レールガンの残り8基もたった今、多弾砲撃ミカエルで破壊し終えた。

『っ! 了解しました。ブレイカー1、余力があればそのまま後続部隊と共に敵本部の制圧をお願いします』

「了解。任務を続行する」

城壁の見張り窓から突入し、「パンツァーガイスト・・・!」古代ベルカ式の防御魔法を発動。魔力で全身を覆い包み、ライフルやマシンガンなどの銃火器の攻撃を避けもせずに全弾弾き返す。すると「クソッ、化け物め!」武装兵がそう言い放った。

『失礼しちゃう! お前らは私利私欲の化け物のクセに!』

――竜氷旋――

武装兵の1人がグレネードランチャーを連発してきたんだが、アイリの氷結魔法のおかげで俺に当たる頃には弾は完全凍結され、摩擦で空中分解した。さらにロケットランチャーまで持ち出してくる大馬鹿者も現れるが、アイリの氷結魔法のおかげでその威力を発揮する前に無力されていく。

「じゃあ今度はお前たちの番だ」

――天よ怒れ(コード)汝の酷雷(ジェレミエル)――

通路いっぱいの大きさを誇る雷龍ジェレミエルを2頭発動し、「食らい尽くせ」通路の左右へ向けて解き放つ。非殺傷設定へと戻しているから見た目に反して軽めのスタンガンくらいの威力しかないが、しばらく動けないようにするには十分な威力だ。武装兵は逃げ惑うが「ぎゃぁぁぁぁ!」感電して次々と倒れ伏していく。

『バインド、バインド〜♪ 簀巻き、巻き、巻き〜♪』

そんな連中にアイリがバインドを掛け、拘束完了だ。雷龍によって武装兵は全滅。城壁の兵器および兵力を完全無力化することに成功したことを本部へ連絡した後は、ルミナや後続部隊に続いて俺とアイリも街へ進撃。俺の広域攻撃とルミナの問答無用なスキル攻撃によって・・・

『こちら本部。クーデター軍より投降の意思あり、と連絡が入った。全制圧チームは攻撃中止。繰り返す――』

クーデター軍の戦意は挫かれ、自ら今回のクーデターに幕を降ろした。クーデターに参加した軍人や関係者はワイエルバキアの局員たちによって連行され、俺たち特務三課の任務は無事に終了した。

「あの、お疲れ様でした・・・!」

「キュクルー!」

本部であるビアンカへ帰艦するための転送ポイントへ向かう前にキャロと合流を果たす。労いの言葉を掛けてくれた彼女に「ありがとう」俺たちは笑顔を返し、「たっだいま〜!」アイリはキャロの頭の上に座った。

「あの、ルシル一尉もルミナ二尉も本当にすごくて・・・すごくて・・・」

キャロがそこまで言ったところでブルッと肩を震わせた。その様子にルミナが「怖かった、かな?」穏やか声でそう訊くと、キャロは「あ、いえ!」首を横に振った。

「本当に?」

「・・・ごめんなさい。少し、恐いって思いました
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