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Eipic5先駆者と悩める少女〜Dragon Tamer〜
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「ステガノグラフィアか」
「そう、それ。ああいう兵器はどうしたって電子系システムで管理してるはず。それを支配下に置けば戦わずに済む。違う?」
ルミナの提案は装甲列車の映像を観た瞬間に考えついたんだが「後の事を考えると少し悩むな」今1つ乗り切れない。ルミナが「後の事・・?」小首を傾げた。
「アレはあくまで試作型の装甲列車だ。ステガノグラフィアでのクラックは簡単だろうが、もし今後どこかの世界で完成型が暴れ回る日が来たら」
「対策を立てられると面倒だね。試作型より兵装ももっと強力になるだろうしね」
「なるほど。それならどうしても対策の立てようがない私のスキルで真正面からぶっ壊す方が良いか。よしっ、決定。ルシル。装甲列車は私が潰す。ルシルとアイリは上の砲台と武装兵をお願い」
「了解だ」「ヤー!」
ルミナが単独で装甲列車を攻略している間、俺はアイリとユニゾンして城壁に並ぶ砲台や武装兵を攻略する。ワイエルバキアに新設されたばかりの地上本部から貰った城壁内部のデータを見てAMF発生装置の位置を確認。
「外からの攻撃で潰せそうだね」
「ああ。じゃあ行こうか」
「ええ」「はーい」
ある程度作戦も立てたところで攻略開始だ。本部に連絡を取ろうとしたところで「あの、あたしは・・・!?」キャロが小さく挙手した。ルミナが「キャロ。あなたはここで待機、お留守番ね」そう言いながらキャロの頭を撫でた。
「キャロ。俺たちは初めから君を戦わせるつもりなんて無かった。いいかい? キャロ。君はまだあまりにも幼い。守る側じゃなく、今はまだ守られる側なんだよ。確かにの竜使役は凄さまじい戦力だろう。だからと言って君のような子供が、こんな泥臭い戦場に立つ必要はないんだ」
「そうそう。こういう時は私たち大人が先頭に立って戦って、キャロのような子供を守るものなの」
「でも・・・!」
「キャロ。君も成長していつかは守る側に立つことになる。ただ今はその時期じゃないだけだ。だから俺たちに君を守らせてくれ」
俺は片膝をついて、キャロと目を合わせてそう伝える。キャロは少し戸惑いを見せ、次に涙で瞳が潤み、そして小さく嗚咽を漏らし始めた。ルミナとアイリがよしよしと頭を撫でてフリードも一鳴き。
「こちら
対兵器
(
ブレイク
)
チーム、ブレイカー1。これより戦闘に移ります」
『了解。健闘を祈ります』
特務隊はエリート集団。そう言われても今回の特務三課のメンバーの平均ランクはA。兵器どころかAMFにすら手も足も出ない連中ばかりだ。必然と俺やルミナが真っ先に動くことになる。
「とりあえずキャロとフリードは、この中で待っていてくれ」
――ラッピングバブル――
「ふわっ?」
キャロとフリードを球体状
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