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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1363話
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 この2人の傾向から考えると、木連の軍人は女慣れをしていない可能性は高い。
 ……こんなところでもヤマダモドキを発揮している辺り、実はヤマダって木連のスパイだったりするんじゃないか?

「本当? 楽しみにしているわ」

 慈母の如き笑みを浮かべた千鶴に、白鳥と月臣の2人は揃って顔を赤くする。
 うん、少なくてもこの2人が女慣れしていないのは確実だな。

「さ、さぁ。そろそろ会議室に到着します。出来れば派手に歓迎をしたかったのですが、何分今は戦時中で色々と忙しいので……」

 白鳥の視線が一瞬だけだがヨシサダに向けられたのは間違いない。
 まあ、戦時中でその戦っている相手が連合軍なんだから、ヨシサダの存在にも色々と思うところはあるのだろう。
 ヨシサダはいわゆる穏健派に近い存在ではあるが、それでも木連の軍人にしてみれば敵国の将官である事に間違いはないのだが。

「気にしないでちょうだい。私達も熱烈に歓迎して貰えるとは思っていなかったから。寧ろ、歓迎されると色々と裏を疑いたくなってしまうわ」

 エザリアの言葉に、白鳥の頬が赤く染まる。
 ……女に免疫がないだろう白鳥だけに、エザリアのような美人に微笑まれればすぐに引っ掛かるのか?
 そう言えばヤマダもメグミにあっさりと引っ掛かってたな。
 言うべきか? エザリアには白鳥とそう年齢の変わらない子供がいると。
 でも、エザリアは独身だ。そういう意味では口説いても問題がない訳ではあるんだが……その場合、間違いなくイザークが爆発しそうだな。
 そんな風に考えている間にも軍港の中を進んでいき、やがて白鳥の足が止まる。

「ここが会議室となっています」

 そう告げた白鳥をよそに月臣が扉をノックすると、中から言葉が返ってくる。

『入れ』
「は!」

 月臣が扉を開け、中へと入っていく。
 それに続くように白鳥が俺達を促し、中へと入る。
 すると、そこに待っていたのは40代程に見える男だった。
 年齢的には中年と呼ぶのが相応しいのかもしれないが、纏っている雰囲気というか、覇気というか、そういうのは白鳥や月臣に決して負けてはいない。
 閣下と呼ばれているだけの事はあるか。

「初めまして、シャドウミラーの方々。私は木連突撃宇宙軍優人部隊隊長、草壁春樹中将です」

 へぇ。中将か。また、随分とお偉いさんが出て来た。
 軍の中で中将と言えば、基本的には元帥、大将の下、上から3つ目の階級だ。
 勿論その世界によって階級とかは色々と違うから、大将と元帥の間、中将と大将の間に何らかの階級がある可能性はあるが、それでも木連という組織の中で上位に位置する人物であるのは間違いないだろう。
 そういう意味では、ヨシサダも少将なんだが……中将と少将だと、随分
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