第6話
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詞を言えるな。)
拗ねている様子のセシルの声を聞いたロイドは苦笑しながら話をし、ルファディエルは微笑み、ルファディエルの言葉を聞いたギレゼルは笑っていた。
「うん、そうね。お母さんたちもロイド達のことを凄く心配してたから………でも、ふふっ………嬉しいな。2人ともやっと………クロスベルに帰ってきたのね?」
「うん。――――ただいま、セシル姉。」
「おかえりなさい、ロイド。………そうだ。ルファディエルにも代わってもらっていいかしら?」
「うん、ちょっと待ってね。―――ルファ姉。」
セシルの声に頷いたロイドはルファディエルを召喚し、ルファディエルと通信を代わった。
「………久しぶりね、セシル。」
「ふふっ、貴女も元気そうで何よりだわ、ルファディエル。いつもロイドの事を見守ってくれてありがとう。」
「フフ………私もロイドの”お姉ちゃん”の一人だから当たり前の事をしているだけよ。………それよりロイドに聞いたわよ?数か月前に貴女、ようやく新しい恋人ができたってね。………ガイ以外を好きになるなんて、正直私も予想できなかったわ。」
(うっ………)
セシルとルファディエルの通信の会話を横で聞いていたロイドは図星を突かれた表情になった。
「ふふっ………ガイさんの事は吹っ切れているから私だって、新しい恋はするわよ。」
「あら………もしその事を知ったらロイド、かなりショックを受けると思うわよ?」
セシルの話を聞いたルファディエルはからかうような表情でロイドを見つめ
(セシル姉が何を言っているのか聞きたいような、聞きたくないような………)
見つめられたロイドは疲れた表情になっていた。
「あの子ももうすぐ大人になるから、大丈夫だし、今の私の恋人の事を知ったら、きっと祝福してくれるわ。」
「(………ロイドの気持ちに鈍感な所も相変わらずね………)……そう。それで気になったんだけど、今の貴女の恋人ってどんな男性かしら?同じ職場仲間かしら?」
「ううん。外国の人よ。」
「へえ………どこで出会ったの?」
セシルの話を聞いたルファディエルは意外そうな表情をして尋ねた。
「………どこで出会った………と聞かれたら、一応リベールになるかしら。」
「(一応?)リベール………旅行の最中とかで出会ったの?」
「うーん………まあ、そんな所ね。」
「そう………でも相手がリベールにいるのだったら、滅多に会えないんじゃないの?」
「ふふっ………心配してくれてありがとう。でも、大丈夫よ。それでも一か月に数回は会いに行ってるし………その度に愛してもらっているから私、幸せよ。」
「………随分行動的になったのね。機会が会ったら私達にも紹介してもらってもいいかしら?」
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