第5話
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「フフ………私の世界の貴女は秀哉の守護天使になって、悪魔達との戦いを終えると秀哉の世界で秀哉と共に生きているわ………」
一方ルファディエルは微笑みながら話をし
「なっ!?私が仙崎秀哉の”守護天使”に!?」
話を聞いたメヒーシャは信じられない表情をした。
「ええ。それに私がこの世界に飛ばされる半年前には私の世界の貴女は秀哉と結婚式を挙げて、秀哉の子も身籠っていたわよ。フフ、貴女と秀哉の子はどんな子になって、貴女はどんな母親になっているのかしらね?」
「な、な、な………!」
「まあ………フフ、天使と人間が結ばれるなんて、素敵な話ですね。」
そして微笑みながら話すルファディエルの話を聞いたメヒーシャは驚きの表情で口をパクパクさせ、エリィは微笑みながらルファディエルを見つめた。
(一体何を考えて、人間の”守護天使”になった挙句、人間と結ばれたのだ!?同じ存在とはいえ、全く理解できん………!)
一方メヒーシャは心の中で異なる世界の自分の行動に信じられない思いになっていた。
「それにしてもあれだけ人間を嫌っていた貴女が人間と契約をするなんてね………秀哉達と共闘した事で、貴女も私の世界の貴女のように心境が変化したのかしら?」
「…………確かにあの戦いやエリィに瀕死の所を救われた事もあり、思う所はあります………ですが、人間全てを信用した訳ではありません。」
ルファディエルに尋ねられたメヒーシャは静かに答え
「………そう。でも、少なくとも今の貴女は秀哉達と出会う前の貴女より成長しているわ…………それがわかっただけでも私は嬉しいわ。………エリィと言ったわね?メヒーシャの面倒を見てくれて、ありがとう。」
「…………………」
「いえ、私もメヒーシャにお世話になっていますからお互い様です。」
ルファディエルに微笑まれ、複雑そうな表情で黙り込み、エリィは微笑みながら頷いた。
「かかかっ!我輩も是非見たかったぜ。秀哉にメロメロなメヒーシャちゃんが♪」
するとその時、ギレゼルが笑いながら現れ
「貴様………!ルファディエル様!何故、奴と行動を共にしているのですか!?」
メヒーシャはギレゼルを睨んだ後、ルファディエルに視線を変えた。
「……私だって正直ギレゼルと行動したくなかったんだけど、ロイドと契約してしまったから仕方なく共にしているのよ………」
そしてメヒーシャの言葉にルファディエルは溜息を吐いて答え
「何ですって………!?………人間!すぐに奴と手を切れ!この悪魔と共にいてもロクな事にならないぞ!」
ルファディエルの話を聞いたメヒーシャはロイドを睨んで忠告したが
「ま、まあまあ………確かにギレゼルに色々と困らせられる事もあるけど………
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