第5話
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込んだ後静かに呟き、ロイドの身体に戻った。
「クク、面白い話が聞けたね………ロイドとか言ったね。感謝するよ。あんたがルファディエルを従えているお蔭で面白い話が聞けたからね。」
「………さっきから気になっていたけど俺はルファ姉やギレゼルには力を貸してもらっているだけだ。決して主従の関係じゃない。………それとギレゼルと話す事はないのか?ギレゼルの口ぶりだと知り合い同士のようだし……」
「ハッ!別に奴に用はないさ。あたい達悪魔の軍勢はラグタス達と違って、それぞれが独自に動いていたからね。」
(我輩も同じ答えだぜ、ロイド。)
「……そ、そうか。」
エルンストとギレゼルの話を聞いたロイドは戸惑いながら頷いた。
「ま、エルンストやあの綺麗な天使のお姉さんの事は別にして、正式にお仲間になった暁には一緒に遊びに繰り出そうぜ。」
「はは、考えとくよ。」
その後ランディの言葉に頷いたロイドはランディの部屋を出て、エリィの部屋に向かい、ドアをノックした。
「………どなたですか?」
「えっと………ロイドだけど。今、ちょっといいかな?」
「あ、うん、別にいいわよ。鍵は開いているから入ってきて。」
「それじゃ………お邪魔します。」
エリィの返事を聞いたロイドは部屋に入った。
「……………………」
ロイドが部屋に入ると、荷解きを終えた様子のエリィとメヒーシャがいた。
「ふふっ………何とか片付けが終わって良かったわ。そこに座ってくれる?今、紅茶でも淹れるから。」
「いや、お構いなく。しかしエリィも………もう結論は出ているみたいだな?」
「ああ、配属を辞退する話ね。少し迷ったんだけど………ここで頑張ることに決めたわ。」
「そうか………」
「………あなたの方はさすがに迷っているみたいね。でも、無理もないと思うわ。この特務支援課だけど………正直、無理がありすぎるもの。」
「無理がある?」
エリィの話を聞いたロイドは驚いた後尋ねた。
「話を聞く限り、色んなしがらみや打算によって出来た部署でしょう?組織としての合理性に欠けるし、目的も今一つはっきりしていない。これで成果が上がらなければ予算の都合で、本当に無くなる可能性が高いんじゃないかしら?」
「………まあ、普通に考えればそうだよな。でも、そこまでわかってどうしてエリィは残るんだ?何か理由でもあるのか?」
「そうね………色々な歪みを観察するには割と良さそうな場所だから、かな。」
「へっ………」
エリィの説明を聞いたロイドは呆け
「ふふっ、なんちゃって。多分私は、ずっと警察に勤め続けることはないと思うの。そういう意味では、ここが出世コースから外れてもあんまり関係がないか
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