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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第5話
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……ランディの前の職場って?どうやら警備隊のようだったけど………クロスベルの?」

ランディの説明を聞いたエルンストは首を傾げた後黙ってランディを見つめ、ロイドは表情を引き攣らせた後気を取り直して尋ねた。

「ああ、クロスベル警備隊さ。両帝国方面にベルガード門ってあるだろ?あっちの方に詰めていたんだ。」

「なるほど………道理であんなハルバードを自由自在に振り回せるわけだ。」

「ま、国境付近の詰所あたりじゃ訓練とパトロールくらいしかやることが無かったからなぁ。その点、クロスベル市勤務なら歓楽街とかにも行きたい放題だ。いや〜、マジで警備隊を辞めて正解だったぜ♪」

「はは………まあ、気持ちはわかるけど。」

「おっと、気が合うじゃない。………いやさ、実は何軒か色っぽい姉ちゃんたちがいる店を見つけているんだよ。正式にお仲間になったら一緒に遊びに繰り出そうぜ。お嬢は固そうだし、お子様もお呼びじゃないし、男同士の付き合いってやつだ。」

ロイドと話をしていたランディは口元に笑みを浮かべてロイドに言った。



「おいおい………傍に女性がいるのにそんな事よくいえるな………」

一方ランディの言葉を聞いたロイドは呆れた様子でエルンストに視線を向けた後ランディに視線を向き直って言った。

「傍にいる女性って……まさかエルンストの事か?ハハ、コイツとはそんな関係じゃねえし、むしろコイツはそういう事を進める方だぜ?」

ロイドの言葉を聞いたランディは意外そうな表情で答えた後苦笑しながら答え

「ああ。女の味を知っておかないと一人前の男になれないよ?………そういえばあんた、ルファディエルを従えていたね。………という事は奴とヤッたのかい?」

ランディの言葉にエルンストは頷いた後、口元に笑みを浮かべてロイドを見つめた。

「へっ…………やるって、一体何を………?」

「あん?そんなことも知らないのかい。それは―――――」

エルンストに見つめられたロイドが呆けた表情になり、ロイドの言葉を聞いたエルンストが呆れた後答えようとしたその時

「………この子に変な事を教えないでちょうだい、エルンスト。」

ルファディエルがロイドの傍に現れ、エルンストを睨んだ。

「お!あの時の美人の天使さんの一人じゃないッスか!」

「クク……………あたいは普通の事を教えようとしただけだよ。………それよりあんたにちょっと聞きたい事があってね。さっきの人間達とランディたちの話を聞いていて気づいたが………あんた、あたいと違って数年前からこの世界にいたようだね?」

ルファディエルに気づいたランディは嬉しそうな表情をし、エルンストは口元に笑みを浮かべた後、ルファディエルに視線を向けた。

「………私からも貴女に聞き
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