第4話
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「一晩、考える時間をやろう。配属を辞退した場合、他の部署に配属されることになるが今ならデメリットはない。全てはお前達次第というわけだ。
その後ロイド達はそれぞれの自室に行き、今後の事を考え始めた。
「………………」
自室のベッドに座ったロイドは数年前の自分、人間の姿のルファディエル、生前の兄―――ガイ、そしてガイの婚約者であった女性が映っている写真を見て複雑そうな表情で考え込んでいた。
「………何だかとんでもない場所に回されたみたいだな………遊撃士の真似事か………そんな事をするために警察に入ったんじゃないんだけど………」
独り言を呟いたロイドは再び考え込み
「………兄貴が所属してたのはたしか『捜査一課』だったよな。大事件や政治的・国際的な案件を一手に引き受けるエリート集団………やっぱり遠すぎるよな……………………(ルファ姉やギレゼルはどう思う?)」
溜息を吐いた後念話でルファディエル達に尋ねた。
(我輩は今の所の方でいいと思うぜ?他の所に行ったって、つまんなさそうだしな〜。)
尋ねられたギレゼルはあまり興味がなさそうな様子で答え
(………ロイドの将来がかかっているんだから、そんなふざけた理由で答えないで。………私は貴方の進む道が間違った道でない限り、口を出すつもりはないわ………どうするかは貴方自身よ、ロイド。)
ルファディエルは顔に青筋を立てながらギレゼルに答えた後、気を取り直し、静かな表情で答えた。
「(そっか………)………他のみんなはどうするつもりなんだろう?あの3人………警察学校も出てないみたいだし、色々訳アリみたいだったけど………ちょっと話を聞いてみるか。」
その後ロイド達はエリィ達に話を聞く為に自室を出た………………
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