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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第4話
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ンディは納得した様子で頷き、ティオは呆れた様子で呟き、エルンストは不敵な笑みを浮かべていた。

「ま、ぶっちゃけて言うとお前らの指摘する通りだ。さらに加えて言うと警察、警備隊共に1年前の無抵抗の”闇夜の眷属”を討伐しようとした件で市民からの信頼はどん底に落ちているからな。どん底まで下がった信頼をせめてどん底に下がる前の状態に戻せば上出来な方だぜ?」

「えっ!?」

「む、無抵抗の”闇夜の眷属”を討伐!?」

「一体、なんでそんな事になったんですか………?」

そしてセルゲイの話を聞いたエリィとロイドは驚き、ティオは静かな表情でセルゲイに尋ね

「………あー………あの件か………」

ランディは疲れた表情で溜息を吐いた。



「ランディ、知っているのか?」

ランディの様子に気づいたロイドはランディに尋ね

「クク、当時警備隊にいたお前なら例の件にも関わっただろうから知っているだろうな。」

セルゲイは口元に笑みを浮かべて呟いた後ロイド達に1年前に突如現れた巨大な怪獣を警察と警備隊の上層部が市民への人気取りの為に、何も罪を犯していない怪獣を討伐しようとしたが、闇夜の眷属の女性とその護衛達、後からかけつけた遊撃士達の介入によって討伐が妨害され、その結果警察と警備隊の信頼がどん底まで落ちた事を説明した。

「………………」

「そ、そんな事が1年前のクロスベルにあったなんて………」

事情を聞き終えたロイドは口をパクパクさせ、エリィは冷や汗をかいて疲れた表情で溜息を吐き

「それにしてもよく表沙汰にならなかったですね…………そんな事があったら、間違いなく各国に知られると思いますし………何よりメンフィル帝国が黙っていないんじゃないですか?」

ティオは呆れた表情で呟いた後、尋ねた。

「クク………黙っているも何も、当時警察官と警備隊の軍勢を止める為に戦った”闇夜の眷属”の女性ってのがあの”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”だぜ?メンフィル皇室にはとっくに知れ渡っていると思うぞ。」

「ええっ!?プ、”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”って言えばあの………!」

「………”英雄王”リウイ陛下と”闇の聖女”ペテレーネ様のご息女にしてメンフィル皇女………あの方がクロスベルに来ていた上、クロスベル警官や警備隊員と戦っていたなんて………」

「それって最悪なんじゃないですか?メンフィル帝国の皇女を傷つけようとするなんて………」

そしてセルゲイの説明を聞いたロイドは大声で叫び、エリィは表情を青褪めさせ、ティオは疲れた表情で呟いた。

「まあ、普通に考えたらそうなるな。しかもその事件が起こった時期がリベールで結ばれた”不戦条約”が締結される最中の時期でな。幸いプリ
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