第4話
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た話を聞いてないのかよ?うーん。マズイ事を言っちまったか?」
ロイド達の様子を見たドノバンは意外そうな表情をした後考え込んだ。
「いや〜、しかし君達も貧乏クジを引いちゃったよね。大変そうな割には報われなさそうだし僕だったら辞退してるんだろうなぁ。」
「………………………………」
「オメーはもうちょっと根性入れた方がいいじゃねえか?今からでもセルゲイの所に預けてやってもいいんだぞ?」
そしてレイモンドが呟いた言葉を聞いたロイドは黙り込み、ドノバンは注意した。
「や、やだなぁ、警部。カンベンしてくださいよ。」
ドノバンの注意にレイモンドは慌てた様子で言った。
「ま、大変だとは思うがセルゲイに付き合うかどうか、一応考えてみてやってくれ。ただ、無理はすんなよ?何だったらまとめて二課で引き取ってもいいからな?」
「ど、どうも………」
「それじゃ、頑張ってね〜。あ、エリィちゃんだっけ?今度一緒に食事でもどうだい?実はいいレストランを見つけて――――」
そしてドノバンの話を聞いたロイドは苦笑しながら頷き、レイモンドは気楽な様子で言った後エリィにナンパしようとしたが
「オラ、とっとと行くぞ!」
「あいた!単なる社交辞令ですよ〜。」
ドノバンの頭をはたかれて中断し、ドノバンと共にエレベーターの中に入って行った。
「………………………………」
「はー、何だか知らんが散々な言われようだったな。」
「………貧乏クジはともかく大変そうなのはイヤかも………」
「とにかく課長本人から詳細を聞いてみないと………受付で聞けばどこに居るかわかるかしら?」
ドノバン達が去った後ロイドは複雑そうな表情で考え込み、ランディとティオは溜息を吐き、エリィは溜息を吐いた後ロイドに尋ねた。
「あ………うん、そうだな――――」
エリィの疑問にロイドが頷いたその時、ロイドのエニグマが鳴りはじめ、ロイドはエニグマを通信モードにして耳にあてた。
「もしもし。ロイド・バニングスです。」
「おー、キツネの小言と嫌味は終わったみてーだな。なかなかウンザリするだろ?」
「ええ、それはもう………―――じゃなくて!一体どこにいるんですか!?警察本部で待ってるって言ってたじゃないですか!?」
通信相手―――セルゲイの言葉に頷きかけたロイドはすぐに状況を思いだして突っ込んだ。
「ああ、お前らの荷物が届いたから引越し屋に立ち会ってたんだ。なかなか親切な上司だろう?」
「荷物って………ひょっとして寮ですか?」
「ああ、詳しい話はそこで改めてしてやろう。待ってるからとっとと来い。」
「ふう………わかりましたよ。それで、寮っていうのはいったい何処にあるんですか?」
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