第4話
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警察本部が奴を何度もスカウトしたこともあったんだ。………捜査一課の刑事としてな。実際、捜査官の資格も満点を取って受かっていたしな。」
「へえ………美人の上、知的とか最高ッスね。」
(ハッ。シェヒナと渡り合う奴の知恵に普通の人間の知恵が敵うはずないよ。)
ドノバンの説明を聞いたランディは感心した後ルファディエルの姿を思いだして口元に笑みを浮かべ、エルンストは嘲笑し
「まあ………」
(当然の評価だな。あの方は我等天使軍にとって参謀の役目であられたからな………)
エリィは驚きの表情になり、メヒーシャは静かな表情で呟き
「……………………」
(………どうやらルファディエルは数年前から既にこの世界に飛ばされていたようだな………)
ティオはロイドに視線を向け、ラグタスは考え込み
「ル、ルファ姉が捜査一課にスカウト!?しかも捜査官の資格を持っているなんて………おまけにあの難しい問題を満点だなんて…………し、知らなかった………(初耳なんだけど、ルファ姉!何で、教えてくれなかったのさ………!?)」
(別に私は刑事になるつもりではなかったから、言う必要はないと思っていたのよ。)
ロイドは驚いた後ルファディエルに念話を送り、ロイドの念話にルファディエルは苦笑しながら答えた。
「へ〜………そんな女性がいたんですか。………美人なんですか?」
一方レイモンドは感心した様子で呟き、ドノバンに尋ねた。
「まあ、美人だが………お前では無理だな。お前みたいに奴の容姿に目が眩んで声をかける男共もいたが、全員相手にされていなかったからな。………それで奴は今でも生きているのか?」
尋ねられたドノバンは答えた後ロイドに尋ね
「え、ええ。今でも元気にしていますし、最近クロスベルに戻って来ましたよ。」
尋ねられたロイドは答えた。
「そうか。もし奴に会ったら伝えといてくれ。………できればお前も警察に来てほしいと。」
「は、はあ…………(というか実は目の前にいるんだけどな………ハハ………)」
(だ、そうだぞ、ルファディエル?どうするんだ?かかかっ!)
(………私はロイドを見守る為にロイドと一緒にいるのだから、どれだけ頼まれても刑事になるつもりはないわ。)
そしてドノバンの言葉を聞いたロイドは心の中で苦笑しながら頷き、ギレゼルは興味深そうな様子で笑いながらルファディエルに尋ね、ルファディエルは溜息を吐いて答えた。
「しかしセルゲイのヤツも無茶なことを考えやがるぜ。こんな新人どもばかり集めて市民どもの人気取りとはなぁ。」
「えっ………」
「それは………いったいどういう事ですか?」
ドノバンの話を聞いたロイドとエリィは驚き
「なんだ………ま
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