第4話
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の刑事と青年の刑事がロイド達に近づいてきた。
「あなた方は………」
「ドノバンだ。捜査二課に所属している。」
「同じく二課のレイモンドだよ。へ〜、噂には聞いていたけどこんな小さな子までいるのか。」
年配の刑事―――ドノバンと共に青年の刑事―――レイモンドは自己紹介をした後、興味深そうな様子でティオを見つめ
(…………むっ……………)
(フン………”影の国”での経験を考えれば、戦闘能力や体力の点では既にお前如きは超えているぞ。)
見つめられたティオはジト目になり、ラグタスは鼻を鳴らした後レイモンドを見つめた。
「………初めまして。ロイド・バニングスです。」
「エリィ・マクダエルです。」
「ランディ・オルランド。よろしくッス。」
「おう。ようこそ、クロスベル警察へ。そうか、オメーがあの………」
ロイド達の自己紹介を聞いたドノバンはロイドを見つめ
「………えっ………」
「警部………?」
(………相変わらずガイの事は警察内では有名のようね………)
(んあ?ガイっていうと……ロイドの死んだ兄か。ふ〜ん………)
見つめられたロイドは戸惑い、ドノバンの様子に気づいたレイモンドは首を傾げ、ルファディエルは静かに目を伏せて呟き、ルファディエルの言葉を聞いたギレゼルは興味があまりなさそうな様子で呟いた。
「………いや、何でもねえ。………(奴の弟なら知っているかも知れねえな………)………そういえば話はかわるが”叡智”のルファディエルの消息は知っているか?」
「えっ、ルファ姉の?え、ええ……確かに知っていますが、どうしてですか?」
「いや、なに………あいつには俺達捜査二課が随分世話になった事があるからな。ちょっと気になっていたんだよ。」
「捜査二課が………ルファ姉に?」
「………というか何ですか、その2つ名。」
(お?一体何をしたんだよ、お前。)
(………別に。普段世話になっているガイに恩を返す為にガイに頼まれて、警察に少し助言をしただけよ。)
ドノバンの話を聞いたロイドは首を傾げ、ティオはジト目で呟いた。また、ギレゼルは不思議そうな様子でルファディエルに尋ね、尋ねられたルファディエルは静かな様子で答えた。
「ああ。昔、ある事件の捜査に行き詰っていた時に捜査一課のある男が助言役として相応しいからと紹介してくれた一般人の女でな。最初はなんで一般人の女を事件に関わらせるんだって思ったんだが………実際奴が考える推理は的確で、奴の推理のお蔭で解決できた難事件が数件あった上、逃走して隠れている犯人の場所も推理して、逮捕できた件も数件あったんだぜ。………奴が持つ豊富な知識量から警察内部からは”叡智”と称されていて、奴の功績を知った
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