第2話
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の話を聞いたロイドは仲間達と共に驚くと同時に信じられない表情で呟いた。
「態度もオーヘイなわりに何の手助けもしてくれない上、ミエを貼る為に罪のない”闇夜の眷属”を傷つけるって父ちゃんが言ってたぞ。いざという時は、遊撃士の方が何十倍も頼りになるって。後は”ブレイサーロード”や”黄金の百合”っていう遊撃士がクロスベルに来れば、どんな悪い奴らもビビッて悪い事ができなくなるって言ってたぜ!」
「……………………」
「……やっぱり……………」
(………確かに多くのメンフィルの私兵達を持つあの人達がいれば、抑止力になるかもしれませんね………)
リュウの話を聞いたロイドは口をパクパクさせ、エリィは複雑そうな表情で呟き、ティオは静かな表情で考え込んでいた。
「リ、リュウ、失礼だよ。いくら警察のヒトだってボクたちを助けてくれたんだし。」
「そ、そうだけどさ〜。せっかくギルドの新人に助けてもらったと思ったのに………」
自分の態度に見かねたアンリに注意されたリュウは不満げな様子で答え
「ふーん?色々とあるみたいだな。」
2人の様子を見たランディは呟いたが
「……って………おい、マズイぞ!?」
何かの気配に気づいたランディは警告し
「えっ!?」
「………っ………!」
「上………!?」
警告を聞いたロイド達は上を見上げた。すると同じ姿の大型の魔獣が4体、ロイド達を囲むように天上から落下し、現れた!
「ひっ………」
「うわあっ!?」
魔獣を見たアンリは悲鳴を上げ、リュウは驚き
「くっ………!?」
「なんだコイツらは………!?」
「な、なんて大きさ………」
ロイドは唇を噛み、ランディとエリィは驚きの表情で敵達を見回し
「………まずいです。囲まれていて逃げ場がありません。」
ティオは状況を見て不安げな表情をした。
(………仕方ない。ここはルファ姉達に頼るしかない………!)
(………最初からメヒーシャに頼るのは止めておこうと思ったけど、そうも言ってられないわね………)
(……さすがにこの状況では私一人で切り抜ける事はできても、皆さんや子供達を守りながらというのは正直、厳しいです。………仕方ありません。ラグタスに手伝ってもらいましょう。………いざとなればラテンニールにも手伝ってもらいましょう………)
(………しゃあねえ。奴の力を借りるか。)
そしてロイド達はそれぞれ真剣な表情で子供達を守るように円陣になって、魔獣達を警戒しながら考え込んだ後
「頼む――――ルファ姉!!ギレゼル!!」
「お願い―――メヒーシャ!!」
「お願いします―――ラグタス!!」
「出番だぜ―――エルンスト!!
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