レベル5 奇妙な累加をした悪魔
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・デーモン》を手札に加える」
「《ナイトメア・デーモンズ》と《ジェネシス・デーモン》……」
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」
「……ぼくのターン、ドロー。デッキの上から10枚をゲームから除外して、魔法カード、《強欲で貪欲な壺》を発動します。2枚ドロー。そして、《エキセントリック・デーモン》を、Pゾーンに置きます。そして、《エキセントリック・デーモン》のP効果を発動します。このカードとあなたの、ぼくから見て右側のセットカードを破壊します」
「そういえば、名前を名乗っていなかったな」
「どんな決闘するかで識別するので大丈夫です。ぼくの名前は、」
「君の名前はいい。思い出にしたくない。《エキセントリック・デーモン》の効果にチェーン」
チェーンで発動されたのは、標的となっていた右側のカードだった。
「罠カード、《デーモンの雄叫び》。500ライフポイントを支払い、墓地のデーモンと名の付く、《トリック・デーモン》を特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは、エンドフェイズに破壊される。勿論、それによって破壊された《トリック・デーモン》の効果で、デーモンと名の付くカードをサーチすることは出来る」
研 LP8000→7500
トリック・デーモン 守1000
(デーモンと名の付いた?カードを何枚も手札に加えてるけど、何か企んでるのかしら?)
樢は遊戯王に明るくないが、複数枚のカードが噛み合えばとてつもないことになることは、夢値の決闘で分かっていた。
「……次にサーチするのは、《デーモンとの駆け引き》ですか?」
「いや、それはもう持っている。サーチするのは、《デーモンの斧》だ」
「成る程。そこまで徹底しているのですね」
(……?)
樢には何が何やらだった。
「まず、妥協召喚した《ジェネシス・デーモン》を《ナイトメア・デーモンズ》のコストに充てることで、《デーモンとの駆け引き》の発動条件を満たしつつ《デーモンの駆け引き》によって現れる《バーサーク・デッド・ドラゴン》の攻撃対象を確保します」
夢値の、恐らく樢に向けた解説が始まった。
「そして《ナイトメア・デーモン・トークン》3体を《デーモンの斧》を装備した《バーサーク・デッド・ドラゴン》で1回ずつ攻撃すれば、9900のダメージを与えることが出来るのです」
「…………えっと、ごめん」
妥協召喚の時点で分からなかった。
「要は、『デーモン』カードが4枚揃うとぼくが負けます」
「え?」
「それで今3枚揃ってるそうです」
「え!?」
「ぼくのターンの終わりに、もう1枚手札に揃います」
「えぇ!?」
樢が思っていたより、一刻を争う事態だった。
「妹の、芽里の為に、サンサーヴ
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