第1話
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リィは導力銃をロイド達に見せた。
「導力銃……少し古いタイプですね。」
「ずいぶん綺麗な銃だな………」
「競技用に特別にカスタムしてもらったものよ。旧式だけど、狙いの正確さは期待してくれてもいいと思う。それと私もティオちゃんと同じで、魔術が扱えるわ。」
「エリィも使えるのか………」
「ハハ、魔術使いが2人もいるなんて心強いな。」
エリィの説明を聞いたロイドは驚き、ランディは口元に笑みを浮かべながらエリィを見つめ
「………ちなみにエリィさんも異世界出身の方に指導してもらったのですか?」
ティオはエリィを見つめて尋ねた。
「ええ。………姉の知り合いで異世界出身の方達がいたから、剣術も含めてその方達に指導してもらったわ。………最も、両方ともその方達と比べたらまだまだだけどね。」
「へ〜………」
「……………………………」
「ほ〜………ちなみにそのお姉さんは美人?」
エリィの話を聞いたロイドは興味深そうな様子で呟き、ティオは黙ってエリィを見つめ、興味深そうな様子で呟いたランディは真剣な表情でエリィに尋ね
「ええ。お姉様は女の私から見ても、とても綺麗な方よ。」
「歳は?」
「私の2歳年上だから、20だけど……………」
「……………………」
エリィの答えを聞いたランディは黙り込んだ後
「一つ年下で美人か…………ストライクど真ん中!おーし、みなぎって来たぜぇ!!そのお姉さんと会える機会があれば是非!紹介をよろしく頼むな!」
「あのな………(この様子だとセシル姉やルファ姉も見たら、同じ反応しそうだな……)」
「……………………………(ある意味、度胸のある方ですね………)」
空に向かって叫んだ後真剣な表情でエリィを見つめ、その様子を見たロイドは呆れ、ティオは心の中で呆れながら蔑むような視線でランディを見つめた。
「……言っておくけど姉は既に結婚しているし、もうすぐ子供を産む身よ。」
「ガクッ!それを先に言ってくれよ…………」
そしてジト目になったエリィに見つめられて言われた話を聞いたランディは肩を落とした。
「ハハ………それで話を戻すけどランディの得物は?」
「ん?ああ。俺の得物はコイツだ。」
苦笑しているロイドに言われたランディは気を取り直して自分の武器―――スタンハルバードを見せた。
「それは………ずいぶん大きな武器だな。」
「中世の騎士が使っていたハルバードみたいな形ね………」
「………財団の武器工房で見かけたことがあります。導力を衝撃力に変換するユニットが付いていますね。」
「ああ、スタンハルバードだ。ちょいと重くて扱いにくいが一撃の威力は中々のもんだぜ。」
「な
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