第1話
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ットワーク計画』ですね。そちらにも少しは関わっていますがわたしの出向目的は別にあります。………これです。」
一方ロイド達に見つめられたティオは説明をした後、魔導杖を見せた。
「それは………」
「機械仕掛けの………杖?」
「『魔導杖』といいます。この新武装の実戦でストのため、わたしは財団から出向しました。………ロイドさん。ご理解いただけましたか?」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!もしかして………その杖を使って君も戦うのか?」
「………捜査官の資格があるのにずいぶん察しが悪いんですね。『実戦』テストのために出向したと言いましたが………?」
自分の話を聞き驚いた後、真剣な表情で見つめてくるロイドをティオは呆れた様子で溜息を吐いた後、ジト目で見つめて言った。
「うっ………」
ティオに見つめられたロイドは一歩下がった。
「まあまあ。ここでモメても仕方ないぜ。この先のジオフロントってのがどれだけ危険かは知らないが……まずは、あのオッサンが押し付けた任務をクリアする事を考えようや。」
「そうね……納得できないことも多いけど。」
「……わかった。すまない、ティオ。気分を悪くしたら謝るよ。」
そしてランディとエリィに諭された後頷き、ティオを見つめて言った。
「別に……あなたの反応は常識的だと思いますから。それと話の続きになりますが、他にも魔術を数種類扱えますので後方からの援護は任せて下さい。」
「へっ……!?」
「まあ……」
「こりゃ、驚いたな………”魔術”っていやあ、噂の異世界独特の術とやらで異世界出身者以外は使えないと聞いた事があるぜ?」
ティオの話を聞いたロイドとエリィは驚き、ランディは興味深そうな様子でティオを見つめて尋ねた。
「………別に異世界出身者のみしか使えないわけではありませんよ。魔術の適性があり、指導があれば私達でも習得は可能です。」
「それは私も知っているけど………ティオちゃんは誰かに指導してもらったの?」
ティオの説明を聞いたエリィは頷いた後、尋ね
「ええ。――――”闇の聖女”と言えば誰の事かわかると思いますが。」
「へっ………!?」
「オ、オイオイオイッ!その”闇の聖女”ってあれだろ!確か異世界の宗教のトップの一人だろう!?」
「――――”ゼムリア2大聖女”の一人でありアーライナ教会最高指導者にして異世界の大国、メンフィル帝国の前皇帝――――”英雄王”リウイ陛下の側室の一人であると同時に、メンフィル帝国の中でも指折りの実力を持つ大魔術師と称されるペテレーネ様だけど………一体どんな縁で、あの方に魔術を指導してもらえたのかしら?」
「……少々特殊な事情があり、そ
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