第1話
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めた。
「―――ああ、それとロイド。とりあえずお前、リーダーな。」
「へっ…………」
「今の所、捜査官としての正式な資格を持っているのはお前だけなんだ。そんじゃあ任せたぞ。」
呼び止められたセルゲイはロイドに指示をした後、去って行った。
「………………」
(おおっ!いきなりリーダーに昇格とはさすがはロイドだな!かかかっ!)
(笑いごとではないでしょうが………一体何を考えているつもり、セルゲイ………)
セルゲイが去った後ロイドは固まり、ギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルは溜息を吐いた後考え込み
「ハッハッハ。押し付けられちまったなぁ?」
「ふふ、でも捜査官の資格を持っている人がいて心強いです。ロイドさん。よろしくお願いしますね。」
ランディは笑いながらロイドを見つめ、エリィは微笑みながらロイドを見つめた。
「あ………いや、呼び捨てでいいよ。見た所歳も近いみたいだし。」
「そう?ちなみに私は18だけど………」
「ああ、それなら同い年だ。えっと、あなたたちは………?」
エリィの答えを聞いて頷いたロイドはランディとティオを見回して尋ね
「俺は21だが、堅苦しいからタメ口でいいぜ。よろしくな、ロイド、エリィ。」
「ええ、こちらこそ。」
「ああ、よろしく頼む。」
尋ねられたランディは答え、ランディの言葉に頷いた2人はランディと共にティオを見つめた。
「………えっと……それで、君の方は………?」
「――――14ですが、問題が?」
「い、いや〜。別に問題があるわけじゃ………」
ティオの答えを聞いたロイドは苦笑しながらティオを見つめたが
「って、14歳ッ!?」
すぐに驚きの表情で叫び
「ハハ、なんだ。見た通りの歳ってわけか。」
「驚いた………そんな若くて警察に入れるものなのね。」
ランディは笑みを浮かべ、エリィは驚きの表情で見つめた。
「いやいや!どう考えてもおかしいから!たしか一般の警察官でも16歳以上だったはずだし………日曜学校も卒業していない子がどうして警察なんかに――――」
一方ロイドは慌てた様子で突っ込んだ後、真剣な表情で尋ねようとしたが
「………正確に言うとわたしは警察官ではないです。エプスタイン財団から出向したテスト要員ですので。」
ティオが先に答えた。
「へっ………!?」
「エプスタインっていやあ、さっきの戦術オーブメントの………」
「そう………なるほどね。ここ数年、クロスベル市が財団と協力して大規模な計画を進めているのは聞いていたけど………」
ティオの答えを聞いたロイドとランディは驚き、エリィは納得した様子でティオを見つめた。
「『導力ネ
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