序章〜特務支援課〜 プロローグ
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かっ!いきなり楽しませてくれるぜ!)
受付嬢の様子を見たロイドは冷や汗をかき、ルファディエルは眉を顰め、ギレゼルはおかしそうに笑っていた。
「ちょ、ちょっと待って下さい。……どこかでその名前を聞いた事があるような、無いような。」
「…………………………」
考え込んでいる様子の受付嬢を絶句したロイドが見つめていたその時
「………おー、来やがったか。」
「あ、セルゲイ警部………!」
(!セルゲイ………!?何故、彼が………)
一人の刑事――――セルゲイが2人に近づき、セルゲイを見たルファディエルは驚きの表情になった。
「フラン。こいつは俺が引き取ろう。ウチの新人なんでな。」
「あ、なるほど………警部が立ち上げた新部署の名前だったんですね。」
セルゲイの話を聞いた受付嬢―――フランは納得した様子で頷いた。
「ああ、よろしく頼むわ。ま、半年も経たないうちに無くなってるかもしれんがな。」
「あ、あはは………」
そしてセルゲイの冗談か本当かわからない言葉に苦笑し
「……えっと………」
ロイドは戸惑った様子でセルゲイを見つめ
「特務支援課課長、セルゲイ・ロウだ。ふむ…………お前がロイドか。」
見つめられたセルゲイは自己紹介をした。
「は、はい。ロイド・バニングスです。クロスベル警察・特務支援課への着任を報告させて――――」
セルゲイに見つめられたロイドも自己紹介をしようとしたが
「ああ、それはまだいい。」
「えっ………」
セルゲイに制され、固まった。
「着任報告をするのはまだ早いと言っている。付いて来い。他の連中を紹介しよう。」
そしてセルゲイは背を向けて歩き出し
「え、あ………?」
セルゲイの突然の行動にロイドは呆け
「え〜っと………その、頑張って下さいね?色々大変だとは思いますけどガッツがあれば大丈夫ですよ!」
フランは苦笑した後、励ましの言葉を送った。
「は、はあ………(激しく不安だ………)」
フランの励ましを聞いたロイドは苦笑しながら頷いた後セルゲイに付いて行き会議室に入った。
〜会議室〜
会議室に入るとそこにはパールグレイの髪を腰までなびかせる娘、オレンジのコートを着た赤毛の男、水色の髪を持つ黒衣の少女がそれぞれ椅子に座っており
「あら………」
「おっと。おいでなすったようだな。」
「………………………」
入って来たロイドに気づくとそれぞれ視線をロイドに向けた。そしてセルゲイはロイド大きなホワイトボードの前まで連れて行き、娘達にロイドの紹介をした。
「待たせたな。こいつが現時点での最後のメンバーだ。おい、自己紹介。」
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