序章〜特務支援課〜 プロローグ
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よな。さてと………そろそろ時間か。」
古い建物を見て苦笑していたロイドは気を取り直した後、懐から一枚の封書を取り出して読んだ。
「ロイド・バニングス殿
クロスベル警察本部、特務支援課への配属を命ずる。指定日時に警察本部へ出頭せよ。
クロスベル警察・人事課」
「特務支援課………警察学校のカリキュラムじゃ聞かなかった名前だけど。まだ制服を受け取ってもないし、どういう部署なんだろう……?」
封書の内容を読んだロイドは考え込んだが
「―――まあいい。とにかく行けばわかるよな。さすがに警察の場所までは変わってないだろうし……よし、初出勤と行きますか!」
すぐに気を取り直して、警察本部に向かった。
〜クロスベル警察本部・受付〜
「こんにちはー。ようこそ、クロスベル警察へ。どのようなご用件でしょうか?」
受付に近づくとピンクブラウンの髪を2房に分けたクロスベル警察の制服を着た受付嬢が笑顔でロイドに尋ね
「あ、いや………――――今日からここで働かせてもらう事になったロイド・バニングスといいます。どうかよろしくお願いします。」
尋ねられたロイドは一瞬戸惑った後、挨拶をした。
「あ、そうだったんですか。ふふっ、嬉しいです。一緒に働くお仲間が増えて。あれ、でも………うーん、おかしいですね。今日、新人の方が来るっていう連絡は受けていないんですけど………その、警察本部じゃなくて警備隊の方ではないですよね?」
ロイドの話を聞いた受付嬢は嬉しそうな表情になった後、ある事に気づいてすぐに考え込み、尋ねた。
「いえ、警察本部で間違いないと思います。一応、警察学校の方で捜査官の資格を貰いましたし。」
「え〜っ、捜査官試験に合格されているんですか!?凄いですね〜!新人の方では珍しいですよ!」
そしてロイドの説明を聞き、驚いた様子でロイドを見つめた。
「い、いや〜。運が良かっただけですよ。それに今回、試験を受けたのは自分だけだったみたいだし………」
「またまた〜。謙遜しないでくださいよ。でも、おかしいですね。だったらこちらにも連絡が来てるはずですけど……あの、どちらの部署に配属される予定なんですか?」
「はあ、それが………『特務支援課』っていう部署らしいんですけど。」
「『特務支援課』…………?えっと………?そんな部署ありましたっけ?」
ロイドの話を聞いた受付嬢は考え込んだ後、首を傾げて尋ね
「………あの、無いんですか?」
(………どういう事かしら?新人で捜査官資格を持っていたら、それなりの待遇はあると思っていたけど………)
(なんだ〜?いきなりトラブルか〜?かか
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