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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第119話
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は微笑みで返し、エステルの棒の中にいるフェミリンスは溜息を吐いていた。

「聖女様、今回も一緒に戦えてとても嬉しかったです!」

「そんな……私の方もエステルさん達と共に行動ができ、楽しかったですよ………それと前から気になっていたのですが、その”聖女様”という呼び方はどうにかならないのですか?リウイ様達より敬称を付けられている事に、正直畏れ多いのですが………」

エステルの言葉に微笑みながら頷いたペテレーネは苦笑しながらエステルに言ったが

「あら、いいじゃない。それだけ貴女が慕われているという証拠なんだし。」

「えへへ、ごめんなさい…………でも聖女様はあたしにとっていつまでも憧れの存在ですから、呼び方を変えるなんてできません!」

「それにご存知かと思いますが、この娘の考えを変えるのなんて無理ですよ………なんせ”神”すらも自分の考えで説得した娘ですから。」

「あう……………ハア………わかりました………もう、諦めます………」

イリーナとエステル、シェラザードの言葉を聞いて溜息を吐いて頷いた後、シェラザードに視線を向けた。

「フフ………シェラザードさんとはそれなりに会っていますから、みなさんの中ではすぐにまた会いそうですね………」

「ええ。また色々と指導、お願いします、師匠。」

「………最初はその呼び方に慣れませんでしたけど………不思議ですね………今ではその呼び方に心地よく感じているのですから…………貴女は私にとってたった2人の弟子の1人。魔術以外でも相談があればいつでも相談して下さいね。私は貴女の師匠であると同時に………貴女の姉から任されている身ですから。」

「………はい。その時はよろしくお願いします。」

「………勿論貴女もよ、ティオさん。短い間とはいえ、貴女は私にとって大切な教え子ですから………」

「………ありがとうございます。その時がくれば、お願いします。………ペテレーネさんもお元気で。」

ペテレーネに微笑まれたシェラザードとティオはそれぞれ会釈をして頷いた。

「ええ………皆さんもお元気で!」

「またいつか、会いましょう!」

「今までお世話になりました………ありがとうございました!」

「それぞれが目指す道に辿り着ける事………心から祈っているぞ。我が戦友達よ………!」



そしてペテレーネ、イリーナ、エクリア、リウイはそれぞれ微笑んだ後光の門の中へと入って行った…………………



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