第119話
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生である事を心から祈っております。」
セオビットとシルフィエッタに微笑まれたリースは静かに頷いて微笑んで言った。
「フフ………帰ったら色々とお話ししましょうね、シルフィ。」
「はい、イリーナ………」
「………2人ともいつの間にそんなに親密になった?」
そして微笑みあっているイリーナとシルフィエッタを見たリウイは眉を顰めて2人を見つめたが
「フフ……それは勿論………」
「”女の秘密”ですよ、あなた………」
「……………」
2人に微笑まれ、呆れた様子で黙り込んだ。
「それじゃあ、父様。私達は先に帰っているわね。………他のみんなも機会があれば、また会いましょう。」
「またいつか、みなさんと再会できる事、心から願っています!」
そしてセオビットとシルフィエッタはケビン達に微笑んだ後、光の階段を登り、門の中へと入って行った。
「………これでメンフィルの者達は俺達だけだな。………そろそろ俺達も皆に続き、帰還するぞ。」
「「「はい。」」」
セオビット達が門の中へ入ると、リウイ、イリーナ、エクリア、ペテレーネが光の階段の前に来た。
「リウイ、今回も手伝ってくれてありがとうね!すっごく助かったわ!」
「………俺達は元の世界に帰還する為に当然の事をしたまでだ。こちらこそ再びお前達やかつての戦友達と共にの共闘できた事………良い思い出になった。」
エステルに微笑まれたリウイは静かな笑みを浮かべて答えた。
「えへへ………聖女様達と仲良くするのはいいけど、イリーナさんを一番大事にしてあげなさいよ!グラザ様も貴方にその事、言ってたでしょ?」
「………それぐらい言われなくてもわかっている。余計なお世話だ。」
そしてエステルの言葉を聞いたリウイは溜息を吐いて答えたが
「フフ………エステルさんの言う通り、私を”一番”大切にして下さいね、あなた?」
「………………………」
すざましい威圧が籠ったイリーナに笑顔を向けられ、冷や汗をかいて黙り込んだ。
「ふふっ…………あ、そうだ。イリーナさん、よかったね!エクリアさんとリウイが仲直りできて!」
「ええ…………今回の件に巻き込まれた事、感謝しています………ようやく姉様とリウイと一緒に笑い合える日が来たのですから………」
「………エステルさんにはセリカ様の事も含め、本当にお世話になりました………もし何か困った事があればいつでも相談してください。私で力になれる事があれば、喜んで力をお貸ししましょう……………それと……フェミリンスの事、よろしくお願いします………」
「うん、任せて!」
(………子孫に心配されるほど、私は落ちぶれていませんわ。)
エクリアに微笑まれたエステル
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