第119話
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「い、痛い、痛い!痛いのじゃ〜!!」
怒りの表情で近づいたカーリアンに頭をぐりぐりされて呻き
「リフィアこそ学習していないじゃない。………なんでそうなるとわかって、言うんだか………」
エヴリーヌは呆れた表情で突っ込んだ。そして気が済んだカーリアンはリフィアから離れ、光の階段の前に戻った。
「じゃあね♪また、どっかで会いましょう♪」
「………失礼するわ。」
カーリアンは片目をウインクし、ファーミシルスは静かな表情で言った後、光の階段に登り、門の中へと入った。
「………そろそろ私達も帰りましょうか。」
「はい。」
「ああ。」
カーリアン達が門の中へ入ると、自分の使い魔達全員を自分の身体に戻したプリネ、ツーヤ、レーヴェが光の階段の前に来た。
「またしばらくお別れね、ヨシュア………」
「次に会えるのはいつになるかわからないが………次に会った時はもっと見違えている事を期待しているぞ。」
「うん……2人とも元気で。ツーヤ、姉さんと………君にとっては色々思う事があるかもしれないけど、できればレーヴェの事をこれからも頼むよ……」
プリネとレーヴェに微笑まれたヨシュアは頷いた後、ツーヤに視線を向け
「………お任せ下さい。主を守る事は当然ですが、部下を守る事も上司の努めですから………最も、レーヴェさんより実力がないあたしがレーヴェさんを守る事なんて、ないと思いますが………」
視線を向けられたツーヤは頷いた後、苦笑しながら言った。
「リシャール大佐………”剣聖”直伝の剣技、見事でした。」
「フフ………失望させていなくて幸いだよ。私の方こそ君の本当の実力を知れて、よかったよ………」
一方レーヴェはリシャールに視線を向けて口元に笑みを浮かべて見つめ、見つめられたリシャールも口元に笑みを浮かべた。
「アガット・クロスナー………次に会う時、どこまで強くなっているか、楽しみにさせてもらおう………」
「へっ。次こそはテメェに一泡吹かせてやれるぐらい強くなってやるぜ。」
「もう、アガットさんったら………」
リシャールから視線を変えたレーヴェの言葉を聞いたアガットは不敵な笑みを浮かべ、ティータは苦笑しながらアガットを見つめた。
「そういえば、ツーヤ………ミントが”扉”で記憶を取り戻した話を聞いて、ずっと気になっていたんだけど、確か貴女を指定した”扉”もあったわよね?もしかしてミントのように、貴女も記憶を………」
一方ある事を思いだしたプリネはツーヤに尋ね
「………はい。全て思い出しました。あたしが何者であるかを。」
尋ねられたツーヤは静かに頷いて答えた。
「え………!?」
「わあ………ツーヤちゃんも思い出したん
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ