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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第119話
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「い、痛い、痛い!痛いのじゃ〜!!」

怒りの表情で近づいたカーリアンに頭をぐりぐりされて呻き

「リフィアこそ学習していないじゃない。………なんでそうなるとわかって、言うんだか………」

エヴリーヌは呆れた表情で突っ込んだ。そして気が済んだカーリアンはリフィアから離れ、光の階段の前に戻った。

「じゃあね♪また、どっかで会いましょう♪」

「………失礼するわ。」

カーリアンは片目をウインクし、ファーミシルスは静かな表情で言った後、光の階段に登り、門の中へと入った。



「………そろそろ私達も帰りましょうか。」

「はい。」

「ああ。」

カーリアン達が門の中へ入ると、自分の使い魔達全員を自分の身体に戻したプリネ、ツーヤ、レーヴェが光の階段の前に来た。

「またしばらくお別れね、ヨシュア………」

「次に会えるのはいつになるかわからないが………次に会った時はもっと見違えている事を期待しているぞ。」

「うん……2人とも元気で。ツーヤ、姉さんと………君にとっては色々思う事があるかもしれないけど、できればレーヴェの事をこれからも頼むよ……」

プリネとレーヴェに微笑まれたヨシュアは頷いた後、ツーヤに視線を向け

「………お任せ下さい。主を守る事は当然ですが、部下を守る事も上司の努めですから………最も、レーヴェさんより実力がないあたしがレーヴェさんを守る事なんて、ないと思いますが………」

視線を向けられたツーヤは頷いた後、苦笑しながら言った。

「リシャール大佐………”剣聖”直伝の剣技、見事でした。」

「フフ………失望させていなくて幸いだよ。私の方こそ君の本当の実力を知れて、よかったよ………」

一方レーヴェはリシャールに視線を向けて口元に笑みを浮かべて見つめ、見つめられたリシャールも口元に笑みを浮かべた。

「アガット・クロスナー………次に会う時、どこまで強くなっているか、楽しみにさせてもらおう………」

「へっ。次こそはテメェに一泡吹かせてやれるぐらい強くなってやるぜ。」

「もう、アガットさんったら………」

リシャールから視線を変えたレーヴェの言葉を聞いたアガットは不敵な笑みを浮かべ、ティータは苦笑しながらアガットを見つめた。

「そういえば、ツーヤ………ミントが”扉”で記憶を取り戻した話を聞いて、ずっと気になっていたんだけど、確か貴女を指定した”扉”もあったわよね?もしかしてミントのように、貴女も記憶を………」

一方ある事を思いだしたプリネはツーヤに尋ね

「………はい。全て思い出しました。あたしが何者であるかを。」

尋ねられたツーヤは静かに頷いて答えた。

「え………!?」

「わあ………ツーヤちゃんも思い出したん
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