第119話
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まれたケビンは焦った後、必死の表情で謝罪した。
「フフ………それじゃあ、またいつか会いましょう!」
「………ばい………ばい………」
そしてリタとナベリウスは微笑んだ後、光の階段を走って登り、門の中へと入って行った。
「………あれだけいた人数が半分近くまで減ったか……」
「………少し寂しいですね。」
「でもそれはここにいる全員がわかっていたはずよ。」
リタ達が門の中へと入ると、ウィル、セラウィ、エリザスレインが会話をしながら光の階段の前に来た。
「3人共………今回も手伝ってくれてありがとう!」
「ウィルさんには装備や道具の関係で本当にお世話になりました。」
「……ありがとうございました。ウィルさんが創った装備や道具に何度助けられたか………」
そしてエステルは微笑みながらウィルを見つめ、ケビンとリースは会釈をして感謝の言葉を言った。
「俺としても見た事のない素材でさまざまな物が創れた上、さまざまな人達から色んな知識を教えてもらったり、共に開発をしたりする事は勉強になったよ……それに今回の件のお蔭でセラウィ達と同じ時を歩めるようになったしね。」
「はい………お礼を言いたいのは私達の方ですよ。」
「……世界広しと言えど、あんな変わった方法で”神格者”になるなんて、貴方ぐらいよ………」
ウィルとセラウィはそれぞれ微笑み、エリザスレインは疲れた表情で溜息を吐いた。
「………私もウィルさんやティータさん達のお蔭で魔導杖のスペックが高くなりましたから、みなさんの足を引っ張る事がなく、助かりましたけど………唯一つ苦言を言わせてもらいますが、原型すらも無くなり変わり果てたこの魔導杖、財団の開発チームにどう報告すればいいんですか?その事を考えると、めんどくさいです………」
一方ティオは静かな表情で答えた後、自分が持つ”影の国”に現れた時と比べ、ウィル達の改造や強化により原型すらも無くなっている魔導杖―――魔杖ケイオスハートをウィルに見せると同時にジト目でウィルを睨み
「アハハ………」
「あうっ………ご、ごめんね、ティオちゃん。つい夢中で後の事を考えていなくて………」
ティオの言葉を聞いたウィルは苦笑し、ティータは申し訳なさそうな表情でティオを見つめ
「今回の件やその変わり果てた魔導杖に関してはエプスタインの方に七耀教会から説明しといて、ティオちゃんにあんまり追求がいかんようにしとくわ。」
「………わかりました。必ずですよ。」
ケビンの話を聞き、ティオは静かに頷いた。
「さて……と。永恒達ともしばらくお別れだね。また、いつか会おう!」
(ああ。またいずれ会う日が来るその時まで、またな。)
「私やパラスケヴァス
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